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[オピニオン]地方議会議員の年俸

Posted March. 26, 2008 03:03,   

先月初め、ソウル江北(カンブク)区議会は、ある議員の一人を除名しようとしたところ、大恥をかいたことがある。チェ某議員が昨年、議政費の引き上げ分を返納し、引き下げを促すキャンペーンをしたことに対して、議会が「区議会と区議員冒涜及び名誉毀損」の疑いを被せようとしたのだ。10人あまりの同僚議員たちは、「彼は一人だけ態度がでかい」などとして、「握手をしない」「一緒に食事をしない」といった幼稚な行動でチェ議員を仲間はずれにした。見るに見かねた約100人の住民は、区議会の前に集まり、抗議デモをした。除名にはならなかったが、後味がわるい。

◆ソウル松坡(ソンパ)区議会は昨年11月、議政費を従来の3720万ウォンから5720万ウォンへ一気に2000万ウォンも引き上げた。これは全国市郡区の基礎議会の中でもっとも高い。区議会は住民の意見を問うどころか、一瀉千里で議政費引き上げ案を成立させた。住民が黙っているはずがなかった。今月14日、住民1万1776人が議政費を引き下げる条例改正案を自ら発議し区議会に働きかけた。また、ソウル広津(クァンジン)区住民500人余りは19日、議政費に関する行政監査をソウル市に請求した。

◆このように議政費をめぐって住民の不満が爆発寸前の状態なのに、今度はソウル市教育委員会が火をつけた。年間5040万ウォンの教育委員の議政費を6804万ウォンへ35%引き上げる態勢だ。教育委員が広域議会議員に準ずる待遇を受けられるようにした法規定を振りかざし、ソウル市議員のレベルに合わせるということだ。地方議員の報酬は、議政活動費、旅費、月決め手当の3つから成っている。このうち、「地域の所得水準や議政活動の実績などを考慮して」定めるようにした月決め手当が確執の核心だ。

◆日本では最近、福島県矢祭町の地方議会が議員の報酬を月給制から日当制に変えた。議会に出席する時に限って、1日3万円(約30万ウォン)を支給するということだ。これで、年間基準340万円(約3400万ウォン)から75%を節約できるという。民意をくみ取る彼らの公僕の精神を学ばなければならない。わが国の地方議員は、議会の仕事はあまりしないのに、普通のサラリーマンの年俸ぐらいの議政費をもらう一方で、個人の事業にも役立てようとする「一挙両得」の職業に近い。

陸貞洙(ユク・ジョンス)論説委員 sooya@donga.com