「火薬の匂いを嗅がなければわからない」
初めてマラソン・フルコース(42.195km)に挑戦するマラソン・ホープたちに対し、陸上関係者たちがするジョークだ。銃声を聞いてスタートラインを出てみなければ選手がどれくらいの実力を持っているのかわからないという意味だ。
16日に開かれる予定の08ソウル国際マラソン大会兼第79回東亜(トンア)マラソン大会に出場する選手の中で、特に期待のホープは誰だろうか。
最も注目を引くのは、「マラソン士官学校」と言われる建国(コングク)大学で猛烈にトレーニング中の3年生、ソ・ヘンジュン(21)だ。ソ選手は昨年10月、慶州(キョンジュ)で開かれた東亜日報2007慶州国際マラソン大会で、20km地点まで男子先頭グループのペースメーカーとして注目を集めた。
ソ・ヘンジュンのフルコース挑戦は今回が初めて。ファン・ギュフン(大韓陸上競技連盟専務理事)建国大監督は、大学2年までは選手たちのフルコース完走を禁止する。ややもすれば、成長期の真っ只中である選手たちに過酷な無理を強いる可能性があるからだ。昨年からフルコースを走りたくてたまらなかったソ・ヘンジュンは、今回の初挑戦に強い意欲をみせている。
165cm、48kgのソ・ヘンジュンは全南(チョンナム)体育中学とペムン高を経て、1500m、1万mの韓国トップに上がり、昨年、全国体育大会ではハーフマラソンで優勝し、長距離のホープとしても確実にその名前を轟かせた。昨年夏には、ケニアの高地帯でキャンプ・トレーニングも行い、今回の大会のために着実に準備してきた。ファン監督は、「トレーニングを充実に消化した。今回の大会で2時間11分台の記録を目標としている。本人も自信満々だ」と話す。
前大会ではやや期待に及ばなかったが、まだ「第2の黄永祚(ファン・ヨンジョ)」という修飾語がついて語られるオム・ヒョソク(24、三星電子)も、今回の大会で自己最高記録更新に挑戦する。前大会では自己最高となる2時間18分27秒を記録した。
前大会で韓国選手の中で並んで2、3位に上がった李ミョンスン(29、三星電子)、金ヨンチュン(25、ソウル市役所)も期待されている。前大会出場当時、国軍体育部隊所属だった李ミョンスンは、実業チームに比べトレーニング環境が良くなかったにもかかわらず、2時間14分48秒の記録を出した。またニューフェースである金ヨンチュンは、前大会で2時間15分55秒の個人最高記録を更新した。
女子選手の中では、負傷のため2年の空白がある「非運のホープ」チェ・ウンヒ(26、韓国水資源公社)に注目が集まる。負傷からの復帰後1年ぶりに出場した前大会で、2時間32分01秒の記録を出し、韓国選手の中で1位に上がり、再起に成功した。2時間30分19秒の個人最高記録を持っているチェ・ギョンヒ(27、京畿道庁)も、今回の大会で2時間29分台の記録を目標にしている。
kimsk@donga.com






