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[社説]大学自主入試、多様な選考方式が望ましい

[社説]大学自主入試、多様な選考方式が望ましい

Posted March. 07, 2008 03:08,   

政府の強圧的な統制がなくなり、大学が自主的に入試を行うことができるようになる最初の09学年度の主要大学の選考の枠組みが明らかになりつつある。ソウル大学は受験生たちの混乱を防ぐため、従来の入試制度の大枠はそのまま維持するものの、多くの大学は随時募集を拡大する上、定時論述を廃止し、大学修学能力試験(修能)の比重を上げる。社会的な弱者への配慮選考も新たな試みだ。高麗(コリョ)大学は来年度から入学査定官制を導入する。

自主入試の目立った特徴は、内申の実質的な反映比率の規制がなくなることだ。多くの大学で学生簿の反映比重を下げることを受け、特別目的高校の生徒たちは不利益を被らなくてすむ。多くの大学が定時募集の論述試験を廃止し、修能が入試での合否を左右するものと見られる。

大学入試本試験や寄与入学制、高校等級制を禁止する「3不政策」で大学入試の選考を牛耳っていた盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府は、選考方式が自主化されれば、国語や英語、数学の本試験が復活し、公教育が崩壊するかのように脅した。しかし、これまで明らかになった入試要綱の大枠をみれば、修能の比重が強化されたのみで、同様のことは起こらなかった。かえって各大学では「死のトライアングル」と呼ばれた内申や修能、論述の3重負担を減らしながらも、多様な選考を通じて特技や適正を備えた学生を発掘するための努力を強化する傾向を見せている。政府が入学査定官制を強要した昨年は消極的な反応を示していた高麗大学が、09学年度からは自主的な同制度を導入し、成績のみならず、環境や潜在力、素質を総合的に評価することにしたのが、その好例だ。

入試が自主化されれば、各大学では優秀な学生の選抜のための競争のために、最初は無理をすることもありかもしれないが、結局は最適の方策を見つけることになるだろう。これまで上位圏大学を真似して論述試験を導入した中位圏の大学では、来年の入試から定時募集での論述を廃止する方向だ。ただ、盧政府の入試政策を信じ、学生簿(=内申)の評価を上げるために気を使ってきた生徒たちの失望は大きいだろう。学生簿の反映比重をあげる大学も出てくれば、生徒たちの選択肢は増えるだろう。

入試の多様化は韓国の教育が進むべき道だ。各大学においては、入試制度が公教育の根幹を揺るがすことがないよう、しっかりと配慮をしながら入試要綱を精密に策定してほしい。