盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は11日、「訪朝対話録」流出事件についての責任を問い、金萬福(キム・マンボク、写真)国家情報院長の辞表を受理した。
金院長が大統領選挙前日の昨年12月18日に訪朝した当時、金養建(キム・ヤンゴン)北朝鮮労働党統一戦線部長と交わした対話録をマスコミに流出したことについての責任を負い、辞意を表明してから27日ぶりのことだ。
千皓宣(チョン・ホソン)大統領広報首席秘書官兼報道官は、同日の定例ブリーフィングで「金院長が流出した釈明資料(対話録)が国家機密であるかどうかは依然として疑問が残るが、釈明過程が不適切だったため、一定の責任を問うというレベルで辞表を受理する」と話した。
千首席は、金院長が先月15日に辞意を表明した時、直ちにこれを受理しなかった理由について、「金院長の釈明資料の内容が国家機密なのか、国情院長の釈明が違法行為に当たるのかなどについての法律的検討が必要であったし、当初、政界の一部で根拠のない『北朝鮮介入説』を提起するなど本末転倒の状況の中で、十分な検討なしに急いで辞表を受理することは望ましくないという判断もあった」と話した。
また、「国家最高情報機関長の空白を最小化する必要があるとされ、4月の総選挙に出馬する長官たちの退任時点に辞表を受理することが望ましいと判断した」と付け加えた。
国情院は、新政権の初の国情院長が人士聴聞会を経て正式に任命されるまで、李秀赫(イ・スヒョク)国情院1次長代行体制で運営される。
金院長は同日午後、退任式を行った。
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