京畿道利川市(キョンギド・イチョンシ)で発生した冷凍倉庫火事惨事と関連し、警察が(株)コリア2000の役人・社員や利川市公務員など40人余りを対象に捜査に乗り出した。警察は冷凍倉庫用地の買入から事業の許可、建築、竣工のすべての過程を調べる方針だ。
犠牲者の遺族とコリア2000間の補償をめぐる交渉は、大きな意見の違いにより難航している。
▲捜査の拡大〓京畿地方警察庁の捜査本部は、コリア2000の代表のコン(47・女性)氏など会社の関係者4人について、出国禁止の措置を下した。
捜査対象は合わせて40人余りだ。ここには冷凍倉庫の設備工事に参加した下請業社の関係者、利川市の前・現職公務員など10人余りが含まれた。
警察は、彼らを対象に建築前の事前許可と不法の改造疑惑について調べる方針だ。このために警察は、建築と消防分野に詳しい捜査官4人を投入した。
国立科学捜査研究所、ガス安全公社、電気安全公社が参加する合同鑑識班は、同日午前10時半から火事現場で3回目の精密鑑識を行った。
合同鑑識班は、発火場所に推定される器械室と冷凍室を集中的に調査した。調査の結果は今月末頃に出るものとみられる。
▲補償をめぐる交渉〓遺族とコリア2000は10日0時頃から葬式と補償問題について交渉を行ったが、補償金についてのギャップがあまりにも大きく2時間で終わった。
会社側は、「犠牲者1人当りの補償金及び慰労金5000万ウォンに葬式の交通費を含めて、計6000万ウォンを支給する」と話した。
会社の関係者は「産業災害保険金を含めば大手建設会社の死亡事故の平均補償額である1億3000万ウォン〜1億8000万ウォン水準だ」とし、「中国の同胞や外国人にも同じ水準で支給する」との見解を明らかにした。
遺族らは「会社が最小限の誠意も見せない」と強く反発した。
遺族らは同日午前11時頃、バス3台に分けて乗り、ソウル江南区駅三洞(カンナムグ・ヨクサムドン)の会社事務室を尋ね抗議した。
一方、身元が確認された死者16人のうち、初めて李ウルスン(55・女性)氏の遺体が遺族に引き渡され、11日午前8時に葬式を行う。残りの遺族は補償をめぐる交渉が終わるまで葬式を行わないことにした。
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