
「年俸100%アップ」。サラリーマンには夢のような年俸上昇率だ。
このような年俸上昇率も、プロスポーツの世界では可能だ。前シーズンを終えたプロ野球球団は、今シーズンを前にして選手たちとの年俸交渉に決着をつけつつある。選手たちのうち、年俸が最も大幅に上がった選手は誰だろうか。
「年俸上昇率」を見ると、その選手の前シーズンのチーム寄与度と一人一人の活躍ぶりがわかる。各チームは、各自が設けた考課システムによって、選手たちのポジションと役割、レギュラー起用できるかどうかなど様々な状況に分け、年俸上昇率を決める。
同じ投手でも、先発、抑えなどによって、また、チーム内部で決めた基準によって上昇率は千差万別だ。
8日現在、8球団のうち年俸交渉を完了したチームはLGだけだ。斗山(トゥサン)と現代(ヒョンデ)を除く他のチームは、10人前後の選手を除いて年俸交渉が終わった状況。
年俸交渉を終えた選手たちのうち、もっとも高い年俸上昇率を記録した選手は、SKのソン・ウンボムと朴ジェサン。この2選手は今年の3200万ウォンから118.8%アップの7000万ウォンでチームと再契約した。
ソン・ウンボムは今年、24試合に出て6勝3敗2ホールド、防御率3.01で、デビュー以後、毎シーズン向上した成績を記録し、朴ジェサンは、チョ・ドンファ、金カンミンとともに、「外野ヤング・パワー」として活躍し、チームの優勝に寄与した。
その後ろをLGの李デヒョンが追う。李デヒョンは3800万ウォンから110%アップの8000万ウォンでサイン。李は今シーズン、デビュー5年目で、フルタイム(125試合)に出場し、盗塁王(53個)と打率3割8厘を記録した。
SKの金カンミンは3400万ウォンから105.9%アップの7000万ウォンを記録。100%以上上がった選手は、彼ら以外にもSKの金クァンヒョン、朴チョングォン(以上、2000万ウォン→4000万ウォン)と、起亜(キア)の李ヒョンゴン(6000万ウォン→1億2000万ウォン)がいる。
SKは、昨年のレギュラーシーズンと韓国シリーズの優勝が、上昇率にも大きな影響を及ぼした。
ある球団関係者は、「1億ウォン以上もらう選手たちは、負担が大きいため、それだけ上昇幅がどうしても小さくなる。5000万ウォン前後の選手たちが一番大きく上がる」と話す。
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