
「こちらでの一日は毎日が新しい感じでした。韓国に帰っても多分こちらの自然は忘れられないと思います」
今月20日になれば、1年単位の南極世宗(セジョン)科学基地第20次冬越し隊での勤務が終わる。冬越し隊員17人の中10人が先に帰り、7人はもうすぐ始まる大掛かりな基地の保守作業を手伝ってから4月に帰国する。
重装備担当の金ホングィ隊員(36)は後発隊7人に含まれたが、もう南極が懐かしくなったと言った。金隊員は、李サンフン冬越し隊長(52)を除ければ、今回の冬越し隊員の中で世宗基地での最長勤務者だ。2000年から始まった南極勤務は今年で4度目だ。
金隊員だけでなく、総務担当の朴ミョンヒ隊員(45)、調理担当の李サンフン隊員(39)など、こちらでの生活が初めてでない「経験者」がかなり多い。酷寒の中で孤立した生活をするが、こちらでばかり経験できる独特の魅力があるからだろう。
日常は単純だ。夏である最近は午前7時に起床して朝食、8時の全体会議で一日を始め、午後5時の「掃除の時間」を終わりで日課が終わる。隊員たちは研究をする研究隊員と、電気、通信、機械発電、重装備など基地維持業務をする隊員に分けられるが、夕食後には、体力鍛錬派と飲酒派で分けられる。寒さのせいか飲酒派は1年間、焼酒2000本を飲み干したほど莫大な酒量を誇ると。
意外にも隊員たちは寒い冬を好んでいた。海が凍り付き暴雪が降る冬こそ、南極の趣をたっぷり感じられるからだと。冬でなければみられないブリザード(雪暴風)は、ひと晩に2m以上の積雪量を記録するほどだ。雪を片付けるのに掘削機と除雪機が動員される。
近隣の他国の基地との交流も活発だ。昨年7月には、韓国、中国、ロシア、チリ、ウルグアイ、アルゼンチンの6ヵ国の基地が参加した「南極五輪」がチリ基地で5日にわたって開かれた。世宗基地の隊員たちは凍り付いた海の上を歩いて大会に参加し、他の基地の隊員たちをびっくりさせた。
技術の発展で、世宗基地は以前のように孤立した場所ではなくなった。もう10年前に基地にインターネットが設置された。3年前からは、衛星アンテナを通じてYTN放送も視聴できるようになった。電子通信担当の李ソンイル氏(35)は、「昨年から、無料インターネット電話が設置され、随時家に電話ができるようになった」と話した。
kimsk@donga.com






