韓国の主要企業が年末の大規模な昇進人事とボーナス支給を行っているが、「裏金事件」特別検査捜査が迫った「三星(サムスン)マン」たちは憂鬱な年末を過ごしている。
三星グループは、ソウル中区奬忠洞(チュング・チャンチュンドン)の新羅(シルラ)ホテルで毎年1月1日に役員・職員たちが出席した中で行ってきた大規模な新年賀礼式を来年は行わない方針を決めた。
また、毎年1月9日、李健熙(イ・ゴンヒ)会長の誕生日に合わせて行ってきた「誇らしい三星人賞」授賞式も取り消した。
年末に決まっていた部・チーム単位の忘年会も相次いで取り消されており、主要部署の役員・職員たちはプライベートな忘年会まで大部分顔を出せずにいる。
LG電子など、主要企業の役員・職員たちが年末休暇を計画しているが、三星の戦略企画室の役員・職員たちはとうてい「休暇」話を口にすることなどできない。
また、多くのほかの企業が仕事納めを27日や28日に繰り上げているが、三星の戦略企画室は31日に仕事納めを行う方針だ。グループのある関係者は「ここ数ヶ月間の間に日曜日にも正常出社しているので、年末休暇は最初からあきらめている」と打ち明けた。
三星マンたちをより憂鬱にさせているのは、金ヨンチョル弁護士の秘密資金暴露を受けた経営打撃がそのうち数値化するということだ。
「暴露」が始まった10月以降、その痛手が反映された第4四半期(10〜12月)の業績が来年1月に出、特別検査捜査が本格化する来年第1四半期(1〜3月)の業績が4月に出るためだ。
三星のある役員は、「今も営業活動に制約がつくなど、正常な業務に支障が生じている。この手の話も同情世論を狙ったジェスチャーとして誤解されかねないので、慎んでいる」と伝えた。
woogija@donga.com






