
「2008年は『スンちゃん』最高の年にする」
李承鎏(イ・スンヨプ、31、巨人)が「41+αプロジェクト」を本格化する。「41+α」は日本プロ野球自己最多ホームラン(41本)を超えるという意味だ。李承鎏は26日から大邱寿城区池山洞(テグ・スソング・ジサンドン)のセジン・スポーツジムで本格的な体力トレーニングを始める。左親指の抜糸後、2ヵ月ぶりにトレーニングに取り組むことになる。
セジン・スポーツジムのオ・チャンフン館長は23日、「李承鎏が左親指の手術を受けて、昨年より約20日ほど練習が遅れた。しかし、基本体力を維持しているため、来年1月末ごろは通常の調子を取り戻すだろう」と話した。
李承鎏は来年2月、巨人の宮崎キャンプに合流するまで、国内でトレーニングを続ける。上・下半身の筋肉や腹筋、腰の強化トレーニングによって打撃時のインパクトを最大限に押し上げるという考えだ。膝に無理を与えないため、現在の体重の97キロから約2キロ減らすことにした。打撃練習は1月中旬、母校の慶北(キョンブク)高でスタートする計画だ。
李承鎏は来シーズン、チーム内で熾烈な4番打者争いをしなければならない。今シーズン、30ホームラン以上を記録したチームメイトの阿部慎之助と小笠原道大のほか、最近、ヤクルトの看板打者、アレックス・ラミレスが移籍してきたからだ。
李承鎏は日本プロ野球に進出した2004年、ロッテで14本、翌年30本、巨人に移籍した昨年は41本、今年は30本のホームランを放った。毎年、数を伸ばしてきたホームランが今年は怪我のため、昨年を下回った。しかし、李承鎏は来年、不動の4番打者としての名誉回復とチームの日本シリーズ優勝という「二兎」を得るのが目標だ。
オ館長は、「来年、李承鎏は最高の成績を出せる」と言う。膝と左手の負傷が完治し、復帰強化トレーニングまでこなせば、2006年のホームラン41本を超え、ホームラン王も可能と見込んでいる。
beetlez@donga.com






