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KBS理事会、受信料値上げ案で反対意見を黙殺

KBS理事会、受信料値上げ案で反対意見を黙殺

Posted September. 10, 2007 07:48,   

KBS理事会が国民に負担を与えるテレビ受信料値上げ案を処理する過程で、一部理事の意見を黙殺して議決を強行し、合法性をめぐる議論を呼びそうだ。

ハンナラ党の朴賛淑(パク・チャンスク)議員が9日に閲覧したKBSの「第558次臨時理事会議事録」によると、KBS理事会は今年7月9日に「公共性の強化と国民説得の先決」などを理由にテレビ受信料の値上げを見送るべきだとする一部理事の意見を事実上黙殺し、値上げ案の議決を強行したことが明るみとなった。

とくに、KBSに友好的な一部理事は、受信料値上げ案の議決が遅れた場合、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領任期中の国会処理が不透明になることを理由に議決を強行したことが明らかになり、国会の受信料値上げ案の処理過程で、理事会議決の法的効力などをめぐって論戦が予想される。

議事録には、金錦守(キム・グムス)理事長を除く理事(10人)の発言が匿名で記録されている。

A理事などは「KBSの公正性に問題あると見るならば、理事会も受信料(値上げ)問題を議決すべきではない」と述べた。

すると、B理事などは「(値上げ案の議決を)ずるずると先延ばしすれば、通常国会で値上げ案を上程できなくなって挫折することもあり得る」として議決を求めた。

この過程で金理事長は、議決の延期を主張する理事3人に対し「意見を撤回してほしい」と要求したが、3人以外の他の理事たちも「理解できない」と反発し、表決を行って同日に値上げ案を処理することを決めた。

しかし金理事長は、表決せずに値上げ案を議決するよう主張する一部理事の意見を受け入れ、受信料値上げ案はKBSの原案通りに議決されたと公表した。



ddr@donga.com kimhs@donga.com