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[社説]今こそエネルギーの国家大計をきちんと準備するとき

[社説]今こそエネルギーの国家大計をきちんと準備するとき

Posted August. 23, 2007 07:26,   

昨日午後9時、ソウルを含めた全国の主な官公署や企業、57万戸の個人住宅で5分間電気が消された。5分だけでもエネルギー問題を考えてみようという趣旨で、毎年、エネルギーの日(8月22日)にあわせて開かれるイベントだ。今年は猛暑で電力の需要が急増し、全国最大の電力使用量が21日、今年の4番目の最高記録を更新した。韓国の二酸化炭素の排出量は、ここ15年間で104%も増え、経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち増加のスピードがもっとも速い。

オフィスや食堂、公演会場では、過剰な冷房で寒さすら感じたことがあるだろう。一滴の石油すら出ない国で電力の無駄遣いが多い。冷房温度を勧奨基準の摂氏20度に合わせるのは難しいことではない。高効率の照明灯使用や省エネ型のマルチキャップの使用、公共交通の利用や重ね着、窓の隙間風の防止など、エネルギー市民連帯のホームページ(www.100.or.kr)にアクセスすれば、簡単に実践できる節約方法が多い。韓国の気候が亜熱帯性に変わり、エネルギーの使用が急増している。だからといって、エネルギー使用をむやみに増やせば、地球温暖化はさらに進む。悪循環の輪を断ち切らなければならない。

韓国はエネルギー消費の多い産業構造に属している。政府が乗り出して、産業構造の再編を積極的に誘導し、気候枠組み条約にも進んで参加しなければならない。

エネルギー対策には需要や供給の面で同時にアクセスすべきだ。米国をはじめ、世界各国ではエネルギーの確保のため、同盟の見直しを辞さず、激しい外交戦を繰り広げている。時ならずして、大宇(テウ)インターナショナルが開発したミヤンマのガス田の埋蔵量がこれまで国内企業が発見したもののうち最大規模だといううれしいニュースが聞こえている。

しかし、石油産業の上位にあるエネルギー開発の国内総生産(GDP)中の割合は0.1%にも満たない。製油産業の割合の5〜6%に比べて非常に低いのが現状だ。

原油高の時代に、エネルギー多消費の国では原子力発電の比重が増えている現象も、注目する必要がある。原子力は、安全面での管理さえしっかりすれば、経済性がもっとも高く、二酸化炭素も排出しない発電方式だ。化石燃料以外のさまざまな新エネルギーの開発も必要だ。国の長期的な戦略のレベルで、エネルギーの確保に取りかかるべきだ。