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概ね歓迎…「突然のイベント」と否定的な見方も 市民の反応

概ね歓迎…「突然のイベント」と否定的な見方も 市民の反応

Posted August. 09, 2007 05:58,   

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第2回南北首脳会談の開催について、市民団体や市民たちは、「南北関係の進展に大きな役割を果たす」と、おおむね歓迎するムードだった。

しかし、突然の「大統領選挙用イベント」という否定的な見方も少なくなかった。

経済正義実践市民連合の朴炳玉(パク・ピョンオク)事務総長は、「北朝鮮核問題と関連した韓半島の緊張が依然として進行形の状況で、首脳会談が必要であることは事実であり、実を結んでほしい」と歓迎した。

そして、「大統領選挙を控え、『よりによってなぜ今なのか』という論議が再び起こるだろうが、政界で首脳会談を政略的に利用することは、国民がよくは見ない」と述べ、「首脳会談自体が、大統領選挙の結果に影響を及ぼさないだろう」と付け加えた。

参加連帯の朴チョンウン平和軍縮センターチーム長は、「韓半島の和平体制の論議を南北が能動的に導くという意味で、首脳会談の開催は非常に必要で重要だ」としつつ、「首脳会談の成功のために、政府は政界と国民の意見を聴衆する過程を踏まなければならない」と指摘した。

大学生の金インソン氏(24)も、「10年近く維持した太陽政策が、ハンナラ党政権で変わる可能性がある状況で、今が南北和解のモードを強固にする適期だ」と話した。

いっぽう、ニューライト全国連合常任代表の李石淵(イ・ソギョン)弁護士は、「南北首脳会談を出発点に(反ハンナラ陣営が)イシューの獲得を続け、12月の大統領選挙で有利な位置を占めようとしている」と指摘した。

正しい社会市民の会のヒョン・ジングォン事務総長も、「北朝鮮核問題と関連して国際協力が困難な中、首脳会談を実施することは、大統領選挙用の政治イベントにすぎない」と主張した。

脱北者同志会の李ヘヨン事務局長も、「大統領選挙を控えたこのようなやり方の首脳会談は、統一に役立たず、北朝鮮政権の延長を助ける側面がある。00年の約束どおり、ソウルでなく平壌で行うことになったが、北朝鮮は『韓国大統領が、金正日(キム・ジョンイル)将軍様に会いにきた』と宣伝することは明らかだ」と主張した。

会社員の李ドンウク氏(38)は、「南北和解のムードが熟することは歓迎だが、大統領選挙を控え、反ハンナラ陣営が不利なために政略的に推進したカードではないのか」と言って、疑惑を提起した。

しかし、教師のチェ・ヨンソン氏(46)は、「国民の水準が高まり、イベント一つで選挙状況が動くとは思わない」と別の見解を示した。

大学院生のノ・ドンファン氏(29)は、「任期末の盧大統領の業績づくりの目的が濃い」と皮肉った。

いっぽう、以北5道民会中央連合会のオ・ヨンチャン会長は、「首脳会談には反対しないが、任期が6ヵ月しか残っていない人が行って、次期政権で責任も負えない約束だけをして帰ってくるのではないか心配される。故郷の地を踏むことが国民の願いだが、ほかに大きな期待はしない」と話した。



gaea@donga.com alwaysj@donga.com