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喜ぶ者がいない「親盧」議員

Posted August. 02, 2007 03:05,   

反ハンナラ陣営統合の局面で、「親盧(親盧武鉉大統領)」のレッテルが貼られた議員たちが、ますます瀬戸際に追い込まれている。

先月末までは、親盧議員たちは5日に発足する未来創造大統合民主新党に自動的に合流すると考えられていた。なぜなら、反ハンナラ陣営の統合論議が「大統合」か「小統合」かの構図で展開していき、「特定勢力排除論」を主張した中道統合民主党の朴相千(パク・サンチョン)代表が守勢に追い込まれたためだ。これを受けてヨルリン・ウリ党は、「吸収合併」の形式で新党に合流する方向で内部方針を決めた。

しかし朴代表が、「異質的な勢力とは一緒にできない」と踏んばっているうえ、新党側も統合民主党側との交渉優先に熱をあげているため、ますます親盧議員たちを締めつける方向に状況が動いている。

新党の創党準備委員長を務める鄭大哲(チョン・デチョル)前ウリ党顧問は最近、ある番組で、「(統合民主党を新党に参加させるために)最悪の場合、『親盧』グループとともにできない可能性もある」と述べた。新党に中道統合民主党が参加しない場合、「大統合新党」ではなく「再統合新党」になるという決定的な限界が、親盧議員たちの立場を弱めているということだ。

このような状況で、親盧議員たちも各自、生き残りの道を模索している。

まず、大多数の親盧議員は新党に合流する考えだ。李海瓚(イ・へチャン)元首相や韓明淑(ハン・ミョンスク)前首相、金爀珪(キム・ヒョクキュ)議員、金斗官(キム・ドゥグァン)元行政自治部長官などの親盧大統領選候補たちはみな、統合新党に参加するという意思をすでに明らかにしている。

金元長官は、「政権続投に失敗すれば、親盧や非盧、反盧は何の意味もない」と述べ、大統合の過程では、親盧、非盧などの区分が無意味だと明らかにした。柳時敏(ユ・シミン)議員も、「一気に大統合」をしようと主張した。

一部の親盧議員は、ウリ党の党籍を捨てて新党入りした。親盧直系とされた徐甲源(ソ・ガプウォン)議員は「大統合だけが生きる道」と述べて先月離党した。今は解体したが、一時、代表的な親盧団体だった参加政治実践研究会の代表を務めた金炯柱(キム・ヒョンジュ)議員と釜山(プサン)の趙慶泰(チョ・ギョンテ)議員も離党した。

彼らは、支持する大統領選候補もそれぞれ異なる。徐甲源議員は李元首相、金炯柱議員は韓明淑前首相、趙慶泰議員は孫鶴圭(ソン・ハクキュ)前京畿道(キョンギド)知事の陣営で、それぞれ活動している。

盧大統領の386側近の李光宰(イ・グァンジェ)議員は、新党参加について「党で決めたとおりに従えばいいのではないか」と述べ、白元宇(ペク・ウォンウ)議員は「党対党の統合をすれば、みんな行く」と話した。

彼らは、統合民主党を除いて、まずは新党とウリ党が党対党で合併する方向に進むことを期待している。しかし、新党が朴代表をまず説得することに力を注いでいるため、ますます立場が弱くなっている。



yongari@donga.com tesomiom@donga.com