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[社説]タリバンの武装勢力はアラーを恐れぬか

[社説]タリバンの武装勢力はアラーを恐れぬか

Posted August. 01, 2007 09:54,   

29歳の若い命が再び遺体で発見された。タリバンの武装勢力は「数回交渉の時限を提示したが、アフガン政府が注意を払わなかった」として、昨日、 沈聖鏜(シム・ソンミン)氏を殺害した後、道端に捨てた。その前日、日本のNHK放送を通じて彼の肉声を聞かせた後、無惨に殺害したのだ。目の不自由な父方の叔母を助けながら、高校生の時から、体の不自由な人に対するボランティア活動に関心をもってきた青年だ。一家の10代宗孫という。

タリバンは一緒に拉致された李ジョンラン、ハン・ジヨン、イム・ヒョンジュ、ユ・ジョンファ、アン・ヘジン氏の動画も公開した。イスラム伝統衣装を着用した彼女たちは、恐怖に怯えていた。タリバンは再び今日午後4時半を交渉の時限と決めると通報し、「交渉がうまくいかなければ、男性の人質から順に殺し、次は女性も殺害する。そして、殺害の周期はだんだん短くなる」と言った。天も人も怒るべき蛮行だ。彼らはそのような蛮行を犯しながらも、1日5回イスラムの聖地に向けて祈りを捧げるだろう。アラーの審判を恐れぬというか。

イスラム原理主義を掲げるタリバンはスンニ派だ。スンニ派ムスリムの最高宗教機関であると同時に教育機関であるアル・アズハルのシェイク(宗教指導者)は、「平和を実践する人はたとえ違う宗教を持っていてもムスリムと同じく接せよとコーランは教えている」とし、「アフガンの兄弟を助けに行った韓国人を殺してはならない」と述べた。イスラムの創始者であり予言者であるマホメットはどのような場合でも女性、老人、子供を殺すことを禁じた。シェイクも「戦争をする軍人ではなく民間人、しかも女性は聖戦の対象になりえない」とし、「万が一、罪のない人々を殺せば、最後の審判の日に大きな罪を抱えて地獄に落ちる」と述べた。

このような言葉に何の意味があるのか。タリバンは他ならぬそのアラーとマホメットの名で犯罪をおかしている。生きている21人の拉致韓国人はもちろん、その家族と韓国の国民には一日一日が生き地獄だ。拉致韓国人の家族は昨日、声明を出して、タリバン、アフガン政府、米国や国際社会に「どうか残りの21人が無事帰ってこられるように力を貸してほしい」と訴えた。なんとしてでも生きて帰れるように願うほかない。