昨年8月に李明博(イ・ミョンバク)前ソウル市長の妻の弟である金ジェジョン氏の不動産の保有現況を、行政自治部の地籍電算網を通じ閲覧した国家情報院(国情院)の「腐敗清算タスクフォース(TF)」をめぐって、大統領府と国情院の関係者の間に証言が食い違い、疑問が増幅されている。
金昇圭(キム・スンギュ)前国情院長は22日、東亜(トンア)日報とのインタビューで、「腐敗清算TFは私が赴任(2005年7月)する前にすでに稼動され、活動しているという事実は知っていた」とし、「このTFは参加政府が発足して直ちに結成されたもので、私の前任者(高泳耉前国情院長)の時に作られていた」と述べた。
現政権の発足直後にTFが構成されたという金前院長の説明は、現政権が発足して1年余り過ぎた後の2004年5月にTFを構成したという、国情院の公式説明と多少差がある。
また大統領府側は、国情院の腐敗清算TFの存在事実を最近になって知ったことを明らかにし、実際に腐敗清算TFが存在したのかをめぐっても疑問が提起されている。
千皓宣(チョン・ホソン)大統領府報道官は17日、「大統領府は国情院に腐敗清算TFが存在するという事実を、最近この事件が浮上して知ることになった」として、「民政首席秘書官室もTFの存在を知らなかった」と釈明した。
TFが構成された時点の2004年5月当時、大統領民政首席秘書官だった朴正圭(パク・ジョンギュ)弁護士も、「民政首席秘書官の在任時に国情院にそのようなTFが構成されていたという話は、聞いたことがない」と話した。
しかし、国情院は「腐敗清算TFが構成されてから3年余りの間、420件余りの不正諜報を入手し、検察や警察など関連機関に渡した」ことを明らかにしている。
このように活発に活動していたTFの存在事実を、国情院を管掌する大統領民政首席秘書官室でさえ知らなかったというのは、説得力がないとの指摘が出ている。
前職の国情院関係者は、「国情院でTFを構成する際には活動内容が何か分かるような名称を付けずに、そのまま『1チーム』『2チーム』式に決めていた」とし、「便宜上、組職の内部で『○○チーム』式に呼んだだけで、『腐敗清算TF』というチームを構成したという説明は、納得しがたい」ものだと述べた。
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