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[社説]「税金のばら撒き」大統領府から区役所まで

[社説]「税金のばら撒き」大統領府から区役所まで

Posted June. 15, 2007 09:27,   

文化観光部が1月に設立した体育人材育成財団は、事業予算なしの6億ウォンの運営費だけで、今年の予算を組んだ。特にすることもなく、文化観光部官僚OBの財団職員6人が人件費や業務推進費、運営費として1人当たり1億ウォンも使う、退職官僚たちの「生活のための財団」だ。ソウル城北(ソンブク)区役所では2年6ヵ月も、出張に行こうが行くまいが、出張費の名目で47億ウォンを職員たちに配っていた。退職を控えた公務員58人が、海外研修費の名目で500万ウォンずつ受け取っており、36人は海外研修に行きさえしなかった。その間も、国民は税金を納めるために汗水流していたのだ。

国の予算を湯水のように使う官の血税の浪費は、現場の区役所から政府省庁、大統領府まで広く行われている。建設交通部は、昨年1年間、1600件も海外出張を行い、監査院の予備調査を受けた。視察の対象となる海外機関は、韓国から来る公務員の出張が重なり、業務に支障をきたすほどだ。

盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は、コードの合う人たちに公職を振りまく見返り人事で税金の浪費を助長した。年収1億2000万ウォンの公機関の監査を歴任した金ナムス氏は、税金の浪費の1つのモデルだ。02年、大統領選挙の際、盧候補の労働特別報道官を務めた金氏は、大統領の秘書官となり、06年、李海瓚(イ・へチャン)首相の3・1独立運動記念日の時のゴルフ問題の後、ゴルフ禁止令を無視してボールを打ったことが明らかになり、辞任した。大統領府では、4ヵ月も経たぬうちに、金氏を韓国電気安全公社の監査に任命した。金氏の就任から7ヵ月たらずで推進した行事が、ほかならぬ公企業監査たちの「イグアス滝への出張」だった。金氏は申込者が多すぎて同行はしなかったものの、釈然としない理由で先月、監査職を離れた。

今年、韓国国民1人が納めなければならない税金は、昨年より20万ウォン多い383万ウォンだ。ガラスの財布ともいわれるサラリーマンが払う勤労所得税は、現政権の発足以来81%も増えた。にもかかわらず、財政赤字や国の負債は歴代のどの政府より多い天文学的な数字へと急増した。大統領から末端の区役所の職員に至るまで、税金を払う国民の苦労を少しでも考えるなら、予算浪費は大幅に減らすことができる。先進福祉国家を作り上げるという名目で、税金負担ばかり増やしておいて、大統領府から第一線の区役所まで、自分たちの福祉だけに気を取られて大忙しだ。