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[社説]芸能プロダクションよりも「幼稚」な与党陣営の大統領選候補づくり

[社説]芸能プロダクションよりも「幼稚」な与党陣営の大統領選候補づくり

Posted May. 17, 2007 03:57,   

鄭雲燦(チョン・ウンチャン)前ソウル大学総長の「代打」探しという与党陣営の動きが、実に見ものである。鄭前総長が不出馬宣言をした後、しばらく落胆していた非盧・反ハンナラ党の一部で、今回は朴海春(パク・ヘチュン)ウリィ銀行頭取の名前まで出た。

鄭大哲(チョン・デチョル)ヨルリン・ウリ党常任顧問は最近、ある日刊紙とのインタビューで、「党外では孫鶴圭(ソン・ハクギュ)前京畿道(キョンギド)知事、文国現(ムン・グクヒョン)ユハンキンバリー社長、党内では鄭東泳(チョン・ドンヨン)元議長、金槿泰(キム・グンテ)前議長、韓明淑(ハン・ミョンスク)前首相などがいるが、ドアをもっと広く開いて『鄭雲燦の代打』を探さなければならない」と語った。その代打の一人が、朴頭取だということだ。

忠清道(チュンチョンド、忠清南道錦山)出身なので、「湖南(ホナム=全羅道地域)+忠清」連帯戦略が組みやすく、さらに朴頭取の「延世(ヨンセ)大学—金融業」の経歴が、李明博(イ・ミョンバク)前ソウル市長の「高麗(コリョ)大学—建設業」の経歴と対比されることも利点だという声まで出た。

韓国政治がいくら戯画化したとはいえ、こんなことはあってはならない。「では一体誰ならよく、誰ではいけないのか」と言うかもしれないが、政治をする者、それも一国の大統領候補になる者なら、少なくとも「彼が歩んできた道を見て、政治指導者になるに値する」という小さな共感でもなければならない。

朴頭取は、保険会社から出発し、クレジットカード会社の社長を経て、ウリィ銀行の経営を務めて2ヵ月足らずの人だ。彼が政治に意思があるという話を聞いたこともない。さらに、与党陣営内でも、朴頭取を知る人がほとんどおらず「朴海春とは誰だ」と聞き合っているという。

最近は芸能プロダクションでもこのようなやり方、このようなレベルでスターを発掘しない。芸能人の一挙手一投足を管理するロードマネージャーやロード・マネージャーを監督するチーム長が、数段階の分析と検証を経て人材を探し出し、渾身の力をかけてスターに育て上げている。

与党が大統領選興行のための焚き付けやアクセサリーとして一度立ててみるというなら、余計許すことはできない。それは、国民と政治に対する冒涜である。ウリ党は、2003年に民主党を壊して飛び出し、大統領選の借金43億ウォンまで押しつけた党だ。個人ならば、すでに信用不良者になっているだろう。今は党の解体を云々して「偽装破産申請」まで狙っている。そんな党が、今や自分たちもよく知らない人を大統領選候補に立てようとしているのだから、本当に行くところまで行きついたようだ。