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TKRとTSRの連結、「3角ビッグディール」現実化するか

TKRとTSRの連結、「3角ビッグディール」現実化するか

Posted May. 04, 2007 09:15,   

盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が、プーチン・ロシア大統領に韓半島縦断鉄道(TKR)とシベリア横断鉄道(TSR)の連結の推進のための協力を要請した、という事実が明らかになった。そのため、南北間とロシア間の「3角ビッグディール」のシナリオが、再び注目を浴びている。

「3角ビッグディール」シナリオとは、TKRとTSRの連結のための中核的な要素である北朝鮮地域の鉄道の現代化に向けた財源作りを、3者間で冷戦時代から絡み合ってきている債権・債務関係を中心に解決しようというものだ。これに向けて、南北間とロシアが政治的な大妥協に乗り出すことを骨子としている。

現在、平均速度が15〜20キロというノロノロ運転をしている北朝鮮の鉄道を、40キロ以上の速度で走らせるためには24.5億〜29億ドルの費用がかかる。17日に予定されている京義(キョンウィ)線・東海(トンヘ)線鉄道の試験運行が成功すれば、後続作業としてTSRとTKRの連結を通じた大陸進出が、再びホットな争点として浮上する可能性が高い。

また、時を同じくして、ヨルリン・ウリ党親盧派の李華泳(イ・ファヨン)、金炯柱(キム・ヒョンジュ)議員が来月1〜4日、東アジア財団の主催でロシア・ウラジオストックで開かれる国際セミナーに参加し、南—北—ロシア間の鉄道、エネルギー、農業部門の協力策などについて話し合う予定だ。

今回の訪ロには盧大統領をはじめ、親盧派が友好の視線を送っている韓明淑(ハン・ミョンスク)前首相が同行する可能性もある。アイデアの水準で噂されていた「3角ビッグディール」が、現政権末期の大きな絵を描く政策になる可能性も排除できない。

▲「3角ビッグディール」の実体?〓ロシアは1960年代以後、北朝鮮に38億ルーブル(ロシア側は米ドルで約80億ドルに達すると主張)を借款で提供した。韓国政府は1991年、旧ソ連と国交を正常化する際、14億7000万ドルを経済協力の借款として提供した。10億ドルは銀行からの借款で、残りの4億7000万ドルは三星(サムスン)やLGなどの大手企業が生産する家電製品を利用した消費財借款だったが、旧ソ連の崩壊で返済がままならなくなっていた。

「3角ビッグディール」のアイデアが注目を受け始めたのは、昨年12月、セルゲイ・ストロチャク・ロシア財務次官と北朝鮮の金ヨンギル財務省副大臣の会談で、ロシア側が「総負債の80%(約30億4000万ルーブル)を帳消する」ことを提案し、北朝鮮と原則的に合意してからのことだ。

専門家らと一部情報関係者の間では、ロシアの負債帳消しの提案は、韓国がロシアに持っている債権と何らかのつながりがあるのではないかといった分析が出ている。ロシアは6月まで現金ではなく、防衛産業物資で4億6000万ドルを韓国に償還した。政府は延滞利子のうち一部の6億6000万ドルを帳消したが、以前としてロシアに対して13億3000万ドルの債権を持っている。

匿名を要求したロシア専門家は、「ロシアが抱えている借金を、北朝鮮の鉄道現代化のために、提供する鉄道レールや貨車などで返済した後、直ちに北朝鮮に提供するやり方を選択するのが『3角ビックディール』の有力なシナリオだ」と述べた。

政府としては、ロシアの借金を帳消すると同時に、北朝鮮に対してはインフラ投資をすれば、恩に着せることもできるという計算をしているものと見られる。

ロシア側は、「レールはロシアが提供するから事業費は韓国が持ち、改良工事は北朝鮮軍にやらせる」という案を提案しているという。

しかし、政府はこれを「現実性のないシナリオ」だとして一蹴している。ある当局者は、「3角ビックディール」について、「これまで借款の償還問題について話し合った時、ロシアがそのような提案をしたことはなく、韓国政府も、そのような発想はしたことがない」と述べた。

同氏は、「13億3000万ドルの残余債権を、2007年の今年から2025年までに現金で返済してもらうことにした」と述べて、対北朝鮮現物支援の可能性も否定した。

▲窮極的に目指すのは首脳会談?〓3角ビッグディールが実現するには、南北とロシアの3者による首脳会談が欠かせない。最高指導者間の「政治的な決断」が必要なためだ。盧大統領が韓明淑前首相を通じて、プーチン大統領の訪韓を公式に招請したのも3者による首脳会談を念頭に置いているからだという観測がある。

実際、現政権の初期、ロシアの主導で3者による首脳会談がほとんど実現段階にまで行ったことがあった。金大中(キム・デジュン)前大統領は2月、あるラジオ放送に出演して、「参加型政府の初期、南北首脳会談がほとんど実現の段階に行ったものの、霧散したことがある」と紹介したことがある。

金前大統領はまた、「私が大統領の時にもロシア側の提案で(バイカル湖の南側にある)イルクズク市で南北韓とロシアによる首脳会談が推進されたことがある」と、述べたりもした。

▲後を絶たないロシア行き〓李華泳議員の来月初めの訪ロなど、ウリ党議員のロシア訪問も活発に進められている。李議員側は、「現在、具体的な参加者のリストをまとめており、韓明淑前首相も日程上の無理がなければ、参加する可能性が高い」と述べた。

李議員は、このセミナーに参加した後、党所属の北東平和委員会レベルで南—北—ロシア間の経済協力および北東アジアの周辺情勢などを協議するため、モスクワを訪問する案を推進している。

李議員ら北東アジア平和委員会所属議員のモスクワ訪問には、李海瓚(イ・ヘチャン)元首相も同行する見通しであることから、何か政治的な問題が話し合われるのではないかという観測が出ている。



taewon_ha@donga.com sys1201@donga.com