「政府の役割に対する盲信や社会主義、行き過ぎた利益集団の要求などはすべて、市場経済の発展を妨げる要因です。韓国社会の少なからぬ反市場的な雰囲気に立ち向かい、市場経済を拡散させていけるよう、全力を尽くします」
韓国経済研究院(韓経研)の金ジョンソク新院長(52、経済学博士)は16日、就任直後の東亜(トンア)日報のインタビューに応じ、「韓国経済が効率性向上という課題を解決する過程で、韓経研がこれを科学的に分析し、代案を示す役割を果たしていく」とし、上のように語った。
弘益(ホンイク)大学経済学部教授の金院長は最近、趙錫來(チョ・ソクレ)新全国経済人連合会(全経連)会長の要請を受け、全経連付設の韓経研第7代院長に就任した。
金院長は現政府の経済政策の最も大きな問題点を、「市場機能への不信や政府機能への盲信だ」と指摘した。このような政策が積もりに積もって、韓国経済の活力や企業環境を大きく悪化させたということだ。
「韓経研が最終目標にすべきことが『市場経済体制の確立』なら、その方法とは経済の柔軟性拡大になるでしょう。硬直した労働市場や首都圏規制などの立地規制、出資総額制限制度のような投資規制などの非効率を克服するためには、柔軟性回復は避けて通れない課題です」
金院長は、「韓経研と政府は、国家経済発展という目標は共通しているが、方法論において違いがあるのみだ」とし、相互の異なる意見について率直に話し合いながら、最善の方法を追求していくことが経済発展のためにも役に立つだろうと語った。
金院長は市場経済の健全な発展を脅かす企業に対しても、言うべきことははっきり言うつもりだと強調した。
「これまで粉飾会計や政治資金などで、現行法に違反して処罰を受けた企業が少なくありません。このように企業や市場経済への反感や不信を招くことがあってはなりません」
金院長は「趙錫來会長にもこれについて話したし、趙会長も同じ考えだった」と伝えた。趙会長は6日、金院長と直接会い、「韓経研の院長に適した人物を何人か推薦してほしいと言ったら、一様に金教授を推薦した。低迷する韓経研を担い、韓国経済発展のための様々な政策アイディアを具体的に示してほしい」と要請したことがある。
金院長は16日、初出勤後の研究員たちとの会合で「外部で開かれるセミナーや討論会などに出て、自由に意見を述べてほしい」としながら、「韓経研にも『スター研究員』がほしい」と強調した。
「韓経研は研究を発表するだけでなく、政府や国民に積極的に意見を述べなければなりません。2年間の院長としての在任期間中、最高の国策研究機関である韓国開発研究院(KDI)のライバルになれる民間研究所を設立するのが目標です」
金院長は最近、韓国社会のイデオロギーの立地を大きく変えたという評価を受ける「ニュー・ライト運動」の代表的理論家の一人として知られている。現在、ニュー・ライト財団の理事も掛け持ちしており、とりわけ、経済分野でニュー・ライト理論の枠組みを多く提供した。
金院長は京畿(キョンギ)高校やソウル大学経済学部を経て、米国プリンストン大学で修士・博士課程修了後、KDI研究委員を経て、弘益大学教授として在職してきた。大学生はもとより、一般人の間でも人気の高い『マン・キューの経済学』を義理の弟である西江(ソガン)大学経済学部の金敬煥(キム・ギョンファン)教授と、共同で翻訳したこともある。
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