「韓国大統領選挙では誰が当選すると思いますか?」
15日午後、駐中韓国大使館2階の大会議室で開かれた6者協議の経済・エネルギー協力作業部会の初会合で出た質問。会合に出席した北朝鮮代表団は、韓国側の代表団に会うや10ヵ月を切った大統領選挙の話を持ち出した。
同日の会合には、約10人の韓国代表団と7、8人で構成された北朝鮮代表団、そして米国、中国、日本、ロシアの代表団が出席した。
テーマは、「2・13合意」で、北朝鮮が核廃棄の初期段階の措置を履行すれば提供すると約束した重油5万トンの提供時期と具体的な運送方法だった。しかし、北朝鮮代表団は、「念仏」(エネルギー支援)よりも「祭祀の食事」(韓国の政治状況)に関心が高かったと、出席した関係者が伝えた。
「李明博(イ・ミョンバク)前ソウル市長と朴槿恵(パク・グンヘ)前ハンナラ党代表のうち誰が大統領選候補に選ばれると思いますか。李前市長が候補になれば、当選の可能性はどの程度ですか。」
北朝鮮代表団は、まるで韓国大統領選の分析のための情報を聞き出そうとするかのように、根掘り葉掘り聞いたという。「孫鶴圭(ソン・ハクキュ)先生は、ハンナラ党を離党するのではありませんか」
北朝鮮側は、韓国側関係者が返答しにくい詳細な事案まで聞きたがった。韓国側のある関係者は、「北朝鮮側の関係者が私の経歴まで詳細に話し、『テレビで何度も見た』と声をかけてきたので、驚いた」と伝えた。
韓国の国内政治に関する北朝鮮のこのような関心は単なる興味レベルではないというのが、外交筋の分析だ。
今年の大統領選でどの党が政権を取るか分からない状況で、はたして、いかなる戦略を駆使するのが韓国側の支援を得るのに最も有利かを計算するための探索の意味が大きい。
同日午後3時から7時までの長期間の会合が終わった後、駐中韓国大使館が準備した夕食会の席で、ある北朝鮮側関係者が韓国側関係者に密かに聞いた。
「ハンナラ党が政権を取っても、これ(重油を含む対北朝鮮支援)は続きますか」
北朝鮮側の窮極の関心は、経済支援だったというわけだ。特に、任期が1年もない現政府より、次期政府がどのような北朝鮮政策を取るのか、北朝鮮支援が今後も続くのかどうかに関心があったと、複数の関係者が伝えた。
いっぽう、北朝鮮労働党機関紙の労働新聞は17日、「外勢依存病患者の卑屈な醜態」というタイトルの記事で、李前市長と朴前代表を非難した。
同紙は、李前市長の昨年3月の米国訪問を「親米醜態」と非難し、「南朝鮮では、まだ権勢欲と蓄財のために外勢に祖父のように仕え、媚びへつらう醜い行為を続け、民族に恥をかかせている。ソウル市長だった彼は米国のあちこちを訪れ、貧しかった南朝鮮がここまでなれたのも米国のお陰だなどの言葉を吐いた」と主張した。
労働新聞は朴前代表の2月の訪米についても、「9日間も米国の地を回って主人の前で媚びて帰ってきた」と非難した。
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