Go to contents

[社説]UCCが「第2の金デオプ」を生むかも

[社説]UCCが「第2の金デオプ」を生むかも

Posted February. 09, 2007 06:46,   

昨日、国内の代表的な動画UCC(自主制作物)サイトであるパンドラ・テレビのスタジオで与野党の大統領選挙候補たちを対象とした「ゴールド・チャンネル」の抽選イベントが開かれた。国民たちがすぐ思い浮かべる「ゴールド・チャンネル」を希望する候補たちが多く、抽選まですることになったという。

各候補たちの陣営では、本格的にUCCの海に飛び込んだわけだ。インターネット・テレビで生中継された抽選現場は宝くじの抽選場面を思わせた。UCCの威力はもはや説明の必要すらないほどになった。10数社に及ぶ国内のインターネット動画専門会社では、UCCを活かして、今年の大統領選挙を「国民の祝祭の場」にすると熱を上げている。しかし、私たちはこの時点で再びUCCの「ネガティブ・キャンペーン効果」を憂慮せざるを得ない。

最近、インターネットでは「女子高生のわいせつ動画」が出回り、社会に衝撃を与えている。しかし、警察の調査結果、この動画は男子高校生たちが捏造した偽物だということが分かった。男子高校生1人がスカートをはいて、女子高生役を演じたわけだ。さらに驚くべきことは、彼らは「UCCの問題点を伝えるため」にこの動画を作ったと明らかにしたことだ。「真に悪い一つの動画」がどのような結果を招くかを克明に示す出来事だ。

ウェブ分析の専門機関によると、20、30代がUCC利用量の70%を占めている。今年初めて大統領選挙で投票する19歳の有権者だけでも60万人に上る。2002年の大統領選挙当時、ニセの兵役逃れの資料をでっち上げ、有権者たちの目をごまかした「第2の金デオプ」のようなUCCを1つ作れば、いくらでも大統領選挙をゆるがせる環境だ。

さらに、厳しい社会的な責任が強調される従来のメディアとは違って、UCCは「私的な動機や感性的な訴え」に流れる可能性が大きい。中央選挙管理委員会(選管委)がUCCのネガティブ効果を防ごうと様々な仕掛けを作っているとはいえ、私たちの見方では懐疑的だ。かつてUCCのなかった時代にも選管委の取り締まりは遅かったし、不法選挙運動はすばやかった。有権者たちが「UCCの免疫力」を高めていける方策を探るべきだ。