与党ヨルリン・ウリ党の林鍾仁(イム・ジョンイン)議員が昨日、離党を宣言した。廉東淵(ヨム・ドンヨン)、李啓安(イ・ゲアン)議員も、近く離党の隊列に加勢する予定だ。今月だけで、離党者数が約10人にのぼるという。創党の主役である金槿泰(キム・グンテ)議長、鄭東泳(チョン・ドンヨン)前議長、千正培(チョン・ジョンベ)前法務長官も離党を公に取り上げている。ウリ党が親盧党死守派−改革離党派−保守離党派の3つに分裂するという展望も出ている。沈没するウリ党号から先を争って飛び降りようとする態勢だ。
しかし、彼らが新たに作ろうとする船がどんな船なのかについて、自分たちも分からないようだ。船長、航路、船員、何も決まっていない。ただ「今飛び降りなければ死ぬ」という切迫感だけがにじみ出ているに過ぎない。このような政党に一時でも国を任せた国民は、損害賠償請求の訴訟でも起こしたい心情だ。あらゆる失政と悪政で国を台無しにしておいて、反省する気配もない。
別れ際に責任をなすりつけ合っている。離党派は死守派を「冒険主義者」と、死守派は離党派を「裏切り者」と呼んで声を高める。今になって「党路線がハンナラ党と違うところがない」と党の保守化を批判する議員もいる。たった3年で別れる人々が「100年続く政党」云々し、韓国の近現代史100年を暴くと息巻いていたのだ。
このようななか、鄭東泳前議長は、支持者の会である「鄭通(鄭東泳と通じる人々)」の発足式まで行なった。発足式には、約2000人の会員が集まったという。鄭前議長こそ、ウリ党号の難破の責任から特に自由ではない。にもかかわらず、大統領選挙の出征式を連想させる集会を開き、それでも足りず、子どもたちを動員して、国家保安法撤廃を主張する社会運動の歌を歌わせるとは、正気の沙汰ではない。
選挙になれば、失政に責任を負わなければならない政権政党は消え、新装開業した政党の名で票を得るという国民詐欺劇が繰り返されている。こうなれば、いっそのこと中学・高校の社会の教科書から「政党政治」「責任政治」の項目を削除するのがもっと教育的だろう。






