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ベル在韓米軍司令官「龍山基地移転事業の遅延なら闘う」

ベル在韓米軍司令官「龍山基地移転事業の遅延なら闘う」

Posted January. 10, 2007 07:24,   

バーウェル・ベル在韓米軍司令官兼韓米連合司令官は9日、ソウルの龍山(ヨンサン)米軍基地と京畿道(キョンギド)北部の米2師団を、京畿道平澤(ピョンテク)地域に移転する事業が政治的理由や予算問題で遅延される場合、(これに対抗して)「闘う(fight)」と明らかにした。

ベル司令官は、ソウル龍山基地内米8軍司令部のベンフリートホールで記者会見を開き、「韓国と米国は2004年、在韓米軍基地を2008年末までに平澤に移転することで合意した。その約束は、必ず守られなければならない」と述べた。

このような発言は、韓国政府が昨年12月に、基地移転の反対デモによる工事の支障などを理由に、基地移転が当初より4、5年遅い2012〜2013年頃になると発表したことに対する米国側の不満を表出したものとみえる。

さらに、韓米両国が具体的な移転費用を算出するための「基地移転マスタープラン(MP)」の作成過程で、難航したことを示唆するものでもある。

ベル司令官は昨年、韓米が合意した2007〜2008年の在韓米軍防衛費の分担金に関し、「韓国政府は、米国が要請した金額より1000億ウォン以上も多い7225億ウォンを提示した」と明らかにした。さらに、「これにより、在韓米軍は大きな財政的負担に直面した。予算不足分を解消するために、来月初めに両国政府に縮小項目を提示する」と付け加えた。

また、「基地移転の日程と戦時作戦統制権の移管は何の関係もない」と強調し、「軍事的側面で、戦時作戦権は2009年までに韓国軍への移管が可能だ。米国防総省の首脳部も同意した」と述べて、従来の立場を再確認した。

北朝鮮が2回目の核実験を準備中だという報道と関連して、ベル司令官は、「昨年に核実験をした前例のある北朝鮮は、目的に合致するなら2回目の核実験をするだろう」と見通した。



ysh1005@donga.com