与党ヨルリン・ウリ党の金槿泰(キム・グンテ)議長は、1年前、家を失った雌犬1匹をもらって育てながら、名前を「ウリ」とつけた。この犬が3匹の子犬を産むと、「平和」「繁栄」「統合」と名付けた。金議長が11月10日、ウリ党の立党3週年の記念式典で直接紹介した話だ。「平和」と「繁栄」は太陽政策の参加型政府版である「平和繁栄政策」にちなんだもので、「統合」は民主党と再び統合しようとする希望を反映したようだ。犬の名前まで「統合」とつけているところを見ると、金議長はかなり焦っているようだ。
◆ウリ党の指導部は17日、ワークショップを行った後、党の進路について「平和改革勢力の大統合に意見の接近があった」と明らかにした。党の進路を決めるための党大会を来年2月14日に開くことにしたという。民主党から分かれて、ウリ党を作る時は「平和改革勢力が再集結しなければならない」と叫んだ彼らだ。ウリ党こそ、まさに「平和改革勢力の再集結党」であるはずだが、また何の平和改革勢力を大統合すると言っているのか分からない。
◆平和改革勢力が、具体的にどのような勢力、どのような人を指すのかも分からない。盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領も4日、党員に送る手紙で「統合新党のアイデンティティと参加勢力がよく分からない」と言った。現政権は「改革」という言葉がもう古くなったと感じたのか、しばらく「革新」という言葉を好んで使っては、再び「改革」に戻るといった感じだ。平和、繁栄、統合、改革、革新、参加、いずれも良い言葉ではあるが、今の政府与党があまりに汚し、値打ちを落としたため、合唱するのがいまわしい。
◆平和と改革に反対する人はいない。ところが、政府与党で統合新党に賛同しない人は、いきなり「反平和(冷戦)反改革(守旧)勢力」に追い込まれる。金議長は17日、国民あての手紙で、実際「守旧冷戦勢力」という言葉を使った。反対勢力を一言で辱める「レッテル貼り」は、運動家たちがよく使う手口だ。とにかく、現在、ウリ党を支持しない90%以上の国民が皆守旧冷戦勢力なのか。言葉を作ることのほかには無能が露になった人々に未来があるのだろうか。
李進寧(イ・ジンニョン)論説委員 jinnyong@donga.com






