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随所で学級崩壊の兆候、「生徒が怖い」教師が増加

随所で学級崩壊の兆候、「生徒が怖い」教師が増加

Posted December. 16, 2006 08:03,   

▲場面1.京畿道(キョンギド)のJ小学校で英語を教えている教師の朴教諭は、先週、荒唐無形な経験をした。授業時間に塾の教材を取り出して宿題をしている生徒を叱ると、この生徒が朴さんが見る前で朴さんの頭を殴るふりをしたというものだ。朴さんはこの生徒を呼び出して、「あなたなら、気分がいいと思うのか」と聞いたが、この生徒は何も答えないまま遠い山ばかりを眺めていた。

朴教諭は、「生徒が声を出さずに、悪口を言うのは日常茶飯事のことだ」と話し、「最近になって、私がどうして教職を選んだのか、後悔したことが一度や二度ではない」とため息をついた。

▲場面2.慶南(キョンナム)のB高校の教師の金教諭は、先月末、授業時間中に何も言わないまま教室を出ていく生徒を止めると、酷い悪口を生徒から言われた。もどかしい気持ちで金氏は教員団体の教権相談室に電話をかけて相談したが、「仕方ない。我慢するしかない」という返事を聞かされた。金さんは、「私が何をするために、教師生活をしているか深い懐疑感を覚える」と言った。先月末は、京畿高陽(コヤン)市と城南(ソンナム)市で、小学生と中学生が訓戒する女性教師に暴行を加える事件も発生した。

教師が教室で統制権を喪失する「学級崩壊」の現象が韓国でも現われ始めている。日本は1980年代から登場した学級崩壊が、1990年代序盤からは放置できないほど深刻になり、対策が打ち出されている。

▲教師たちは「生徒の悪口にはもう耳慣れている」〓本紙は韓国教員団体総連合会(教総)と共同で7〜11日、全国の教員705人を対象に教権侵害の実態に対するアンケート調査を実施した。結果は予想よりもっと深刻だった。

教員10人のうち4人は、生徒に酷い悪口を言われたり、殴られた経験があった。同僚の教員が暴行にあったり、悪口を言われる場面を見たという教員はこれより多い62.3%に達した。

実際、教師に対する言語暴力は小学校で日常化しているというのが、現場の教師たちの説明だ。ソウルS小学校教師のチュ教諭は、生徒を説教しているところ、反対に「黙れ」とまで言われたと言った。

授業時間に私語をするなと言ったら、教師の前に「ズル(インターネットで人を皮肉ったり、相手にしない時に使う俗語)」と言い返す場合も多いという。そのため、教師は授業時間に眠る生徒を起こさない。できるだけトラブルを起こしたくないからだ。

▲「学級崩壊」の懸念、エスカレート〓1990年代、日本では「学級崩壊」という言葉が大きく流行した。この言葉は生徒の反抗のため、教師が授業を進められない現象を指摘している。人間性の教育どころか、正常な授業の進行さえ難しい状態を指す。日本の教室では教師の叱りと指摘が生徒たちに無視されるのはもちろん、生徒が教師をいじめるケースまで発生した。

現在、日本で一番深刻な社会問題の一つである学校内の「いじめ」も、教師が生徒に対する統制権を失った結果だと、日本の教育専門家たちは見ている。



zeitung@donga.com snow@donga.com