「きれいな東南アジアの新婦、その気さえあればいつでも可能」「ベトナムの娘と結婚するのはいかがですか。初婚や再婚、障害者も可能」「クレジットカード大歓迎。100%後払い」…。女性の結婚相手を見つけにくい農村の道路やあぜ道の真ん中にまで、国際結婚の紹介業者たちが掲げた横断幕が後を絶たない。どういうわけか、ソウル江南区(カンナムグ)と瑞草区(ソチョグ)の登山道や、京畿道城南市盆唐(キョンギド・ソンナムシ・プンダン)や龍仁市水枝(ヨンインシ・スジ)の外郭道路の周辺にまで、このような横断幕が至るところに掲げられている。「結婚」という単語さえ消せば、売春広告と勘違いするほどだ。
◆忠清南道洪城郡(チュンチョンナムド・ホンソングン)に嫁いできた結婚移住女性と洪城YMCAの会員たちが、先日、郡内に掲げられているこのような横断幕を、鎌やはさみで破いて廃棄するイベントを開いた。2年前、韓国人男性と結婚して、同地域に住んでいるベトナム出身のホンプン氏(24)は、「このようなプランカードを見て、どうして私たちが周りの人々から変な目つきや冷たい目で見られるのかが分かった」とし、「金で売られてきた女」という烙印が押されて、人格や名誉がまるごと道端に捨てられたような憤りや悲しみを感じたと涙声で言った。
◆農村の独身男性や外国人娘の結婚の過程で露呈する反人権的な出来事は一つや二つではない。一人の男性が最大40人の女性と同時に会う集団見合い、お見合いしてからわずか2〜3日で行う結婚式、新婦側に手渡される結婚持参金、健康証明書という名目で処女の証明を求められることもある。国の経済力がなく、家が貧しいゆえ、よりよい暮らしを求めて、コミュニケーションすらできない夫一人を頼りにして韓国に嫁いできた彼女らは、写真だけ見てハワイに渡って行ったかつてのわれわれの娘たちを思い浮かばせる。
◆韓国人男性と結婚した外国人女性は昨年だけでも3万2000人。最近は韓国人と外見が似ているベトナム出身の女性が急増して、今年だけでも8200人が韓国に嫁いできた。露骨な内容の横断幕は、いくら商売とはいえ、彼女たちの人格と民族的な誇りに大きな傷を与える。韓国人の嫁をもらいづらい農村の独身男性に対する冒涜であり、国の品位をおとしめることにもつながる。
農村の独身男性の3分の1が外国人と結婚する世の中だ。韓国に来た新婦は韓国人の妻であり、韓国人の子どもたちの母親だ。本人ももちろん韓国人になる。彼女たちを「われわれ」として受け入れる民族としての品格が切実に求められる。
鄭星姫(チョン・ソンヒ)論説委員 shchung@donga.com






