●有害物質、発ガン物質…、環境信頼度ぐんと落ち込む
最近、セメント業界は憂うつだ。
一部のセメントメーカーでは、体に有害な産業廃棄物でセメントを生産したとの疑いで、検察の捜査を受けている。セメントから発ガン物質が検出されたという議論も後を絶たない。このため、セメント産業全般にわたっての不信感が少なくない。
このような危機状況に見舞われているセメント業界では、「環境経営」で突破口を見つけようとしている。
主なメーカーは、有害物質についての自主的な環境基準値を作って、セメントの環境へのやさしさのPRに力を入れている。製品の生産過程での環境被害を減らす先端技術を開発し、廃鉱の復旧事業にも乗り出している。
●2009年の日本の基準に合わせて、「環境にやさしいセメント」を生産
20日、東亜(トンア)日報の取材の結果、韓国セメント工業業界(セメント業界)と韓国レミコン工業協同組合連合会、韓国コンクリート学会など、8つのセメント関連機関や団体は17日、「コンクリート関連団体協議会」を発足することに合意したことが分かった。
同協議会の構成団体は、「セメントの原料になる産業廃棄物の有害性が、実際より誇張されている」とし、「これについての情報を提供し、セメント業界の環境にやさしい経営を知らせるのに力を入れる」と、発足の趣旨を明らかにした。
これに先立ってセメント協会は、群山(クンサン)大学に研究用役を出し、市販のセメントの有害発ガン物質(6価クロム)の含有実態を調べ、結果を発表した。セメントメーカーが自ら製品の中に有害物質が含まれていることを明らかにしたのは今回が初めてだ。それだけ業界が環境問題を深刻に受け止めているということだ。
ある業界関係者は、「隠すよりは自主的に問題を提起し、解決策を見つけることで意見が一致した」とし、「環境問題を無視すれば、今後ややともするとセメント産業が成り立たなくなるとの危機感がみなぎっている」と語った。
セメント協会は、△自主管理規定を通じて、6価クロムの含有量を2009年までに日本の環境基準に合わせ、△クロムの含有量の高い製鉄所のスラッグを使わない一方、△定期的に含有量の測定結果をホームページに公開する計画だ。
●廃鉱山をよみがえらせる…山の緑化事業をリード
各セメントメーカーは、環境にやさしい事業による「環境経営」で、「セメント産業が環境を破壊する」との否定的な認識を払拭するのに力を入れている。
東洋(トンヤン)セメントの三陟(サムチョク)工場は、採掘が終わった石灰石の廃鉱山に樹木を植え付け、「石の山」を「緑の山」に変身させている。新たに開発する鉱山には、垂直採掘方式を取り入れる計画だ。山に穴を掘った後、石灰石を採掘する同方式は、山の木々と土を丸ごと除去した後、石灰石を採掘する従来の方式に比べて、環境にやさしい方式だ。
ラファズハルラセメントは、白頭大幹(ぺクトゥデガン)保全会と手を組んで、「エコー白頭大幹2+」というプロジェクトを進めている。白頭大幹に当たるチャビョン山、ハンベク山などで、生態森作り運動や環境大探査、生態環境の体験学校などを活動を繰り広げている。
韓一(ハンイル)セメントは工場周辺の河川の浄化に乗り出す一方、毎年1万本以上の木を植えている。
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