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清渓川効果、明洞商店中心に拡散

Posted November. 09, 2006 07:09,   

会社員の金ジョンヒョン氏(30)は先週末、彼女と清渓川(チョンゲチョン)沿いを歩きながらデートを楽しんだ。

昼食は地下鉄乙支路(ウルチロ)入口駅周辺のファミリーレストランで解決した。ついでに彼女に服をプレゼントするために明洞(ミョンドン)まで歩いて行った。

このように、週末になれば、清渓川から始めて明洞でショッピングまでするカップルや家族が増えた。そのおかげで、鐘路(チョンノ)、乙支路、明洞一帯の商圏がつながり、拡張されるなど、地殻変動がおきている。

●注目される鐘路〜乙支路〜明洞徒歩ベルト

明洞商圏拡張の代表的な事例は、明洞と清渓川の間にある乙支路入口駅の近くと武橋洞(ムギョドン)一帯。

明洞の中心商圏である中央路(チュンアンノ)とすぐつながっている乙支路入口駅周辺では、最近、ファミリーレストランが激戦を繰り広げている。駅を中心に半径50m以内にT.G.Iプライデイス、アウトバックステークハウス、ブルスケタ、ベニゴンスなどが相次いで入ったのだ。

金ギョンテ・ブルスケタ・マネージャーは、「乙支路入口駅周辺は、明洞中央路と鐘路をつなぐ道の要所なので、外食業者が注目せざるを得ない」と述べた。

相対的に安価なテナント料も長所だ。乙支路入口駅周辺の平均テナント料は保証金1億ウォン、月3000万ウォンで、明洞駅付近の保証金5億ウォン、月5000万ウォンに比べて安い。

乙支路入口駅周辺のテナント料は今後も引き続き上がる展望だ。不動産に詳しい外食業者の店鋪開発チームが決めた立地は、通常、商圏としての成長可能性が高いからだ。

週末には閑散としていた武橋洞一帯も、清渓川復元以後、急速に変貌している。

ここで韓国レストランを運営しているA氏は、「以前は、周辺が業務用ビルだけだったので、週末には営業をしなかったが、このごろは、清渓川に出かけてくる人々のおかげで、週末にも目が回るほど忙しい。清渓川復元以後、売り上げが20%ほど増えた」と話した。

コンビニ業者フェミリマートのリュ・ワンソン店鋪開発チーム課長は、「最近、清渓川沿いに鐘路〜乙支路〜明洞をつなぐ徒歩ベルトが浮上したため、明洞商圏が拡張し続けている」と述べた。

●清渓川波及効果、明洞中心に拡散

清渓川の波及効果は明洞中央路一帯の商店にまで拡散している。

金ジェフン明洞商店街繁栄会事務局長は、「清渓川が復元された後、食堂と履き物商店ビルの売り上げが伸びている。明洞中央路にある商店も、清渓川の恩恵を受けているわけだ」と語った。

ロードショップだけ集まっていたここに、大型住商複合ビルまで立ち入ろうとしている。

中央路近くに、地上10階、地下4階規模で、オフィステル100世帯と商店ビルが立ち入る「アールヌーボーセントム」のシン・ソングォン分譲チーム長は、「拡散する明洞商圏と、乙支路一帯の会社員たちをターゲットに、事業を計画した」と話した。

明洞のある不動産仲介業者は、「文化観光部が来年に開館する予定である国立劇場まで明洞に入れば、清渓川効果とシナジー作用を起こし、明洞商圏を大いに変貌させるだろう」と予想した。

明洞の商店ビルテナント料も上昇している。外資系不動産コンサルティング業者であるクシマンアンドウェークフィールドによれば、今年、明洞の年間平均テナント料は1坪当たり1328万7466ウォンで、00年の728万4000ウォンに比べて倍近くまで上がった。

江南(カンナム)駅周辺商圏より1坪当たり約55万ウォン高いが、核心商圏として位相を固めている。



sukim@donga.com