誰でも年末になると、「新年の決心」をする。結果はともかく、禁酒・禁煙が一番簡単にできる決心だろう。私の場合は、「毎日1度子供を抱っこすること」が決まったメニューだった。抱っこしてこそ連帯感も愛情も大きくなると信じているからだ。最近は「毎日」ではなく「週1回以上」に後退した。2人の男の子が中学生になってから、顔を合わせるのも難しくなったという言い訳をする。
◆第2次世界大戦当時、赤ん坊を収容したある保育園で園児らが集団栄養失調で死んでいった。一部は授乳拒否症を示したりもした。しかし、目立って元気に育つ子がいた。調べてみたら、保母が40人の子供の世話をしながら、決まった時間にほ乳瓶を給乳フレームに差し込んでやったが、最後の子だけは保母が椅子に座って休みながら、胸に抱きかかえてほ乳瓶をくわえさせたという。他の子の死は、「栄養失調」ではなく「スキンシップの欠乏」が原因だったわけだ。
◆1950年代、赤毛の猿に二つの「偽の母親」を作ったハリー・ハーロー米ウィスコンシン大学教授の実験も有名だ。「ほ乳瓶が付いているが、鉄骨で作られた母親」と「乳はないが、柔らかい布で作られた母親」を与えたら、小猿はお腹の空いた時だけ乳を飲んで、残りの時間は「布の母親」のそばで遊んだ。この実験によって、「子供は厳しく育てなければならない」という考えは後退し、「愛情とスキンシップが重要だ」という育児論が力を得た。
◆オーストラリアで始まった「自由に抱き合う(Free Hugs)」キャンペーンが韓国に上陸した。インターネット動画には公共場所での抱擁を引き止めた警察が、趣旨の説明を聞いて、一緒に抱かれる場面も上がっている。キャサリン・キーティングは、著書『抱擁の力』で、「抱擁すれば、緊張がほぐれて、不眠症の解消に役立ち、肩と腕の筋肉が良くなり、環境親和的になり、断熱効果が高く、携帯用なので特別に道具が要らない」と述べた。どうだろうか。今日にでも、愛する人、励ましたい人を一度でも抱いてみよう。「愛してるよ」「元気出して、何とかなるから」とささやきながら。
許承虎(ホ・スンホ)論説委員 tigera@donga.com






