
世界トップが韓国トップに投げた忠告は「意志」だった。気持ちが明確になってこそ、世界のトップに立つことができるという。
陸上の女子棒高跳びの世界記録(5m01)保持者のエレナ・イシンバエワ(24・ロシア)と韓国記録(4m05)保持者のチェ・ユンヒ(20・円光大)が会った。
大邱(テグ)で開催される2006大邱国際陸上競技大会を翌日に控えた27日、大邱ワールドカップ競技場の補助競技場。
「イシンバエワの姉さん、アンニョンハセヨ」
「あら、こんにちは(Privet」
ジョギングをしていたチェが遠くから声をかけたら、イシンバエワも嬉しく受けてくれた。2004年末にあったロシア・ボルゴグラード合同練習のときに会ってから1年半ぶりの再会だが、違和感を感じさせない雰囲気が感じられた。
チェが「この頃、記録の伸びない」と、通訳を介して話をもちかけたら、イシンバエワは練習が終わったあと、簡単なワンポイントレッスンをしてくれた。
「棒を蹴って飛び上がるとき、腕が確実に体を支えていないと、空中での動きが自由に取れない」として姿勢を直してくれた。チェはロシアでも棒をつかむグリップと、助走のときの肩のの動きをリズミカルに取るよう指導を受けている。
イシンバエワは「ユンヒは一生懸命に努力する姿勢が良い。なせばなるという希望をもって最後まで粘る意志があれば、良い結果が出せるだろう」と話した。チェ・ユンヒはイシンバエワの腕を触りながら、「イシンバエワの姉さんの腕は男みたいに屈強な筋肉をしている。私も、このくらいにならないと簡単にバーを飛び越えられないでしょうね」と刺激を受けた様子だ。
チェ・ユンヒの今大会の目標は韓国記録更新。「イシンバエワの姉さんから貴重な教えを頂くことで満足してます」。
yjongk@donga.com






