
「運動を始めてから、家でテレビが消えたんです。テレビが消えるから子どもたちも相手の話をさらによく聞いてくれます」
漢江(ハンガン)辺を走ってきた夫婦が明るく笑う。鉄人3種競技を楽しむ李ギボム(45)、李オスンさん(38)夫婦。
「毎日午前5時30分に起きて1時間30分間運動をします。曜日を変えながら山登り、スポーツジムのプールに通います。日曜日には鉄人同好会の会員たちと12km程度、漢江辺りを走ります。朝早く起きなければならないので夕方には早く寝るようになりますね。テレビを見る時間がますます減ってテレビをマンションの警備室に寄贈しました」
二人の娘と息子も子どもスイミングとマラソン大会に参加するなどで、家族全員が走っている。子どもたちまで早く寝て早く起きるのが習慣になった。
専業主婦である李オスンさんは、「主婦が病気になると、家の雰囲気が暗くなります。健康で気持ちが良いから、家族たちにも怒ることがなくなりました」と話す。
ギボンさんは、4年前からマラソンを始めた。「年を取るにつれ、体力も強化するついでに自分の限界を試してみたいという気がしました。マラソンを始めるようになってからは鉄人レースにチャレンジしてみたくなりました」。
ギボンさんは鉄人3種競技の同好会である「アイアンウイング」に加入してトレーニングを繰り返しており、昨年は済州(ジェジュ)で「キングコース」と呼ばれる海のスイミング3.9km、サイクル180.2km、マラソン42.195kmを完走した。100kmマラソン大会でも完走した。ギボンさんは普段運動量が足りないと思えば、自宅(ソウル衿川区始興洞)から職場(京畿道水原和成洞)まで40km程度の距離を自転車に乗って行ったりした。
オスンさんは片手間にご主人について行っては、2年前から本格的に運動を始めた。先月、済州で開かれたSC第一(ジェイル)銀行・国際アイアンマン大会で「キングコース」に挑戦した。波が荒くてスイミング大会は中止となったが、ご主人は12時間44分、奥さんは14時間30分を走ってサイクルとマラソンを終えた。
「ひどい夫婦けんかをした後も、運動しに行く時は必ず一緒に行きます。行く時は顔を合わせなくても、帰ってくる時は見合わせて笑いながら来ます。極限の苦痛を堪えて運動をすると、些細な事には 『私はこれでも鉄人だから』と思って、よく堪えられるようになります」
bluesky@donga.com






