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北朝鮮女子サッカー選手、審判に暴力

Posted July. 29, 2006 03:00,   

オーストラリアで27日に行われたアジアサッカー連盟(AFC)女子アジア杯準決勝戦(北朝鮮−中国)が終わった直後、北朝鮮選手たちが誤審に抗議し、女性主審に暴力を振るう事件が発生した。中国マスコミが報道した。

事件は、中国が1点をリードしている中、後半終了2分を残して北朝鮮選手たちが同点ゴールに決めたが、副審がこれにオフサイドを宣言したことから始まった。

テレビ画面からも明らかな誤審だったが、イタリア人のアンナ・デ・トニー主審は誤審であることを認めず、試合継続を宣言した。

トニー主審はこの他にも、試合中に北朝鮮チームが得た2回のPKチャンスを全部無視してしまった。中国マスコミが、自国チームの試合であるにもかかわらず、主審が明白な誤審をしたと報道したほど、不公平だった。

試合終了を知らせるホイッスルが鳴ると、北朝鮮選手たちはトニー主審に駆け寄って強く抗議した。この過程で、トニー主審は自分を押しながら判定に抗議するGKのハン・ヘヨン選手にレッドカードを出したが、この瞬間から状況は一気に悪化した。スタンドからヤジとともにペットボトルが投げ込まれ、主審は警察の警備を受けながら休憩室に逃げ込んだ。

中国マスコミによると、ハン選手は退場する主審に駆け寄って脚で蹴り、ソン・ギョンソン、ソン・ジョンスン選手は水の入ったペットボトルを投げつけた。しかし、一部の目撃者は、ハン選手が脚で蹴ろうとしたが、主審には当たらなかったと伝えた。ベンチにいた北朝鮮の候補選手たちまで駆けつけて、退場する主審を肘で押しながら抗議するなど険しい雰囲気がしばらく続いた。



zsh75@donga.com