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18大会で9勝の韓国女子軍団、すでにLPGA歴代最多タイ

18大会で9勝の韓国女子軍団、すでにLPGA歴代最多タイ

Posted July. 19, 2006 03:01,   

韓国のゴルフ・ファンたちは今年に入ってから月曜日ごとに、夜更ししなければならないことが多かった。米女子プロゴルフ(LPGA)ツアーで活躍する韓国選手が、相次いで勝利したからだ。

17日、金美賢(キム・ミヒョン、KTF)が延長戦のすえ優勝したジェミーファー・オーエンズ・コーニングクラシックを最後に、今シーズン上半期を締め切ったLPGAツアーはまさに太極旗(テグクキ)の波だった。

18大会で、ちょうど半分である9勝を占め、02年立てた歴代シーズン最多優勝記録ともすでにタイを成した。8人の韓国人チャンピオンの中、金珠美(キム・ジュミ、ハイトビール)、李美娜(イ・ミナ、KTF)、韓煕円(ハン・ヒウォン、FILAコリア)、朴セリ(CJ)など5人が延長戦のすえ勝利し、粘り強い底力と強靭な精神力まで誇示した。

18日現在、賞金ランキング10位内には、第4位金美賢、第6位韓煕円、第8位李宣和(イ・ソンファ、CJ)、第10位チャン・ジョン(企業銀行)の4人が入っている。

今年上半期に、32人の韓国選手が稼いだ賞金総額だけで731万7414ドル(約66億ウォン)に達する。これはミシェル・ウィと金チョロンなど米国籍を持った韓国系選手たちを除いた金額だ。

韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)が集計した歴代KLPGA所属選手のLPGA賞金総額最多記録は、昨年にあげた956万9741ドル。今年のような上昇ぶりなら、下半期に行われる予定の13大会で、最多記録を軽く更新し、史上初めて1000万ドル突破も無難に達成できる見通しだ。

世界最強に浮び上がった韓国女子ゴルフの原動力は、やはり厚い選手層。今シーズンは特に、前から引っ張り後からは押しあげる先後輩が善意の競争を繰り広げたお陰で、相乗效果まで起こした。最近2、3年間不振だった第1世代の朴セリと金美賢が再起に成功し、腰に当たるチャン・ジョン、韓煕円なども健在を誇示した。これに、李宣和、任晟娥(イム・ソンア、農協ハンサムイン)、金珠美など新人たちの突風もすごかた。

「コリアン軍団」が独走するなかで、舞台を奪われた米国と欧州選手たちの警戒心も大きくなっている。露骨に反感をあらわす選手もいて、「ゴルフ女帝」アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)は、韓国選手たちのため優勝しにくいという泣き言まで言った。このような状況の中で、LPGAツアー事務局では、韓国選手たちの英語があまり流暢でない点を狙って、今後は、英語資格試験制度を取り入れ、「進入障壁」にしようとする動きさえ出始めている。

折り返し点を回ったLPGAツアーは今週は休み、26日に開幕するエビアン・マスターズを皮切りに、シーズン後半期に入る。



kjs0123@donga.com