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龍山国際学校、定員の30%が韓国人枠に

Posted July. 05, 2006 03:20,   

在韓外国人子女の教育環境改善のため、8月に開校予定のソウル龍山区漢南洞(ヨンサング・ハンナムドン)の「ソウル龍山国際学校(YISS)」の運営校に、米国系「国際クリスチャン学校(ICS)」が選ばれた。

孫京植(ソン・ギョンシク)大韓商工会議所会頭が理事長を務める「コリア外国人学校財団」は4日、ICSとの最終運営協約を締結した。

7,000坪規模の龍山国際学校は、幼稚園から高等学校までの全過程が米国式教育過程によって運営される。

1期生の定員は520人だが、2010年まで段階的に1,000人に増員する計画だ。ICSは同校へ吸収統合される。

「5年以上の海外居住」の資格をもつ韓国人は、全定員の30%まで入学を許可される予定だ。これは、国内の外国人学校における韓国人の平均比率(約10%・教育部集計基準)の3倍に相当する数字だ。

チョン・セジンICS広報理事は、「政府が資金支援と融資を行なって設立される学校ということもあって入学を希望する韓国人が多く、現在18%の韓国人比率(ICS基準)を増やすことにした」と述べた。

金相烈(キム・サンヨル)大韓商工会議所常勤副会頭は、「ICSは自ら積立てた基金500万ドル(約47億5,000万ウォン)を財団に寄付することを約束した」と述べた。

学校の工事費350億ウォンは、産業資源部が100億ウォン、財団が250億ウォンを負担した。ソウル市は学校融資を無償で貸与した。

金副会頭はまた、「他の外国人学校と同様、資格がある学生には寄付金入学を許可するが、富裕層の韓国人子女の入学問題が憂慮されるため、公正な手続きと基準によって学生を選抜する」と述べた。

同校の運営校の選定過程では、優先的交渉対象とされた「ソウル英国国際学校(BISS)」との交渉決裂、「駐韓ヨーロッパ連合商工会議所(EUCCK)」の財団理事職辞退、各国駐韓大使館からの抗議など、「陣痛」を経ての開校となった。

「駐韓米国商工会議所(AMCHAM)」は声明で、「高い水準の教育施設を提供してくれた韓国政府の支援と努力に感謝し、ICSが最高の国際学校へと成長することを信じる」と語った。



havefun@donga.com jarrett@donga.com