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ハノーバーで韓独ミュージシャンがW杯コンサート

ハノーバーで韓独ミュージシャンがW杯コンサート

Posted June. 24, 2006 08:18,   

「韓国万歳、韓国ミュージシャン万歳!」

ドイツ・ハノーバーのバテルロ広場に、韓独両国の音楽家による和音と、観客の歓呼の声が響き渡った。

23日午後2時半(現地時間)、2006ドイツワールドカップ(W杯)の公式応援(ファンペスト)場所であるバテルロ広場では、ソプラノの鉠秀美(チョ・スミ)、テナーの朴ギチョン、バリトンの金泰賢(キム・テヒョン)氏が出演した「W杯コンサート」が開かれた。

同コンサートは、W杯の公式応援場所に用意されたドイツ内12の都市のうち、ハノーバーで唯一開かれた本格クラシック公演。8月、ハノーバー市立オペラ劇場の音楽監督に就任するコンダクター具自凡(ク・ジャボム)氏が指揮奉を持ち、ハノーバー市立オペラ劇場の管弦楽団が伴奏を引き受けた。

同じく赤色で着飾った韓国とスイスのサッカーファンが広場を埋め尽くした中、ハノーバー市立管弦楽団はヨハン・シュトラウスのオペラ「コウモリ」序曲で、楽しいコンサートの幕をあけた。

鉠秀美氏が歌った「コウモリ」のアリア「大様な男爵」、朴ギチョン氏が歌ったヴェルディオペラ「トロヴァトーレ」の「燃える花火を見ろ」、金泰賢氏が歌ったビゼーオペラ「カルメン」の「闘牛士の歌」と続き、盛り上がった広場のサッカーファンは、さらに熱い喝采を送った。セルビア出身でハノーバー市立のオペラの主役歌手であるメゾソプラノのレアンドラ・オーバーマン氏も「カルメン」の中から「ハバネラ」を熱唱した。

ハノーバー市民のホフムト(67)氏は「鉠秀美氏のアルバムを10枚も持っている」とし、「W杯のファンペストで、このような素晴らしい和音を満喫できるとは思わなかった」と喜んでいた。

最初の曲として「コウモリ」序曲が演奏された後、ヘルベルト・シュマルシュティークハノーバー市長とクリスティアン・ウルプニーダーザクセン州知事、李秀赫(イ・スヒョク)駐独韓国大使が挨拶をした。シュマルシュティーク市長は「世界から来たお客さんたちと友達になるというW杯の主旨に最もよく合う行事」と話した。

コンサートには鄭夢準(チョン・モンジュン)大韓サッカー協会長、鄭東采(チョン・ドンチェ)前文化観光部長官、孫淑(ソン・スク)元環境部長官も参加した。

公演前半部が終わった後、コンダクター具氏が「スイスの善戦を祈る意味で、スイスの独立を描いたロッシーニの『ヴィルヘルム・テル』序曲を演奏する」と言うや、スイス人の観客が歓呼で答えた。

公演を終えた韓国人出演者らは、広場の大型スクリーンで中継されている韓国対スイス戦の試合を見て、大極(テグク)戦士を応援した。



gustav@donga.com