06ドイツW杯の韓国代表チーム初競技であるトーゴ戦が全国を真っ赤に染めたことが、数値によっても確認されている。
13日、全国267カ所で計218万人あまり(警察推計)がグラウンドや街頭に集まり、「大〜韓民国(テ〜ハンミングク)」を叫んだ。警察の当初の予想値を70万人あまり上回る数で、02年韓日W杯の初競技だったポーランド戦のさいに街頭応援をした50万人あまりに比べると、4倍以上増えたことになる。
街頭応援者を含め、全国民の半数近くがテレビでトーゴ戦を見たことが明らかになった。地上波放送3社の競技視聴率の合計は73.7%だった。視聴率調査業者であるTNSメディアコリアによれば、特に後半26分、安貞桓(アン・ジョンファン)選手が逆転ゴールしたときの瞬間視聴率の合計は82.5%。これを全国母集団を基準に推定すると、全国民4700万人あまりのうち2255万人あまりがテレビで競技を見たことになる、とTNS側は説明した。
同日、ソウル光化門(クァンファムン)一帯では競技開始直前、一部通信業者の携帯電話が通じなかった。狭い地域で急増する通話量を周辺基地局に分散する過程で、通話システムが遅延したためだ。
競技開始前と終了直後の通話量が平時に比べ急増した。多くの人が競技開始前に通話しながら勝利を祈り、終了後には勝利を祝ったためだ。
13日午後9〜10時の通話量は前日同時間帯比で、SKTは29.2%、KTFは34.6%、LGTは30.6%多かった。14日0時〜午前1時の通話量は前日同時間帯比、SKTは51.4%、KTFは55.2%、LGTは51.9%増えた。
レッドデビルのティーシャツも飛ぶように売れた。「レッドデビル公式応援服」製造業者の「ベーシックハウス」関係者は、「70万枚あまり売れると予想したが、先月末、30万枚を追加製作した。追加製作分もほとんど売れた」と話した。
オンライン・ショッピングモールのGマーケットは6月に入ってから、W杯関連Tシャツを毎日3000枚以上、角つきの鉢巻きは毎日100個以上売っている。
50万人あまりが集ったソウル光化門一帯のコンビニエンスストアとレストランは、夜遅くまで夜食を楽しむ人たちのおかげで、嬉しい悲鳴をあげた。
地下鉄は街頭応援を終えた市民たちですし詰め状態だった。14日0時〜午前2時、ソウル地下鉄1〜4号線の利用客は40万2300人あまりで、普段(5万人あまり)の8倍以上だった。
犯罪者も同日、W杯応援熱風に参加したためか、犯罪が全般的に減った。
警察は、13日午後8時〜14日午前2時の間の112届出件数は2743件で、2週前の同じ曜日に比べ19.3%減ったと発表した。競技中だった午後10時〜夜12時には、49.4%も減った。
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