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[社説]「図書館前での集会禁止」を公約したソウル大学生会長

[社説]「図書館前での集会禁止」を公約したソウル大学生会長

Posted April. 14, 2006 03:16,   

一昨日、ソウル大学の第49代総学生会長に当選したファン・ラヨルさんは、工事場の労働者、八百屋、異種格闘技の選手、バックダンサーなどの経歴を持つことで話題を呼んだが、彼の「反学生運動系」公約も目を引く。ソウル大学の法人化反対や両極化の解消などの公約を掲げた学生運動系の候補らと違って、ファンさんはソウル大学のイメージチェンジや就職、福祉問題の解決を掲げた。特に、「図書館前での広場集会の禁止」公約は勉学が学生の本分という常識を復活させた。

図書館の前で鉦を打って大声で叫ぶのは、1980年代以後、学生運動の伝統だった。当時、ソウル大学アクロポリス広場でマイクを取った386学生運動の相当数は、金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権に参加した。盧大統領の秘書を勤めたチョン・テイン(1978〜83年に在籍、ソウル大学卒)さんは、386世代の学生運動に対して、「正義感はあったが、知っていることもあまりなく専門性もなかった」と最近述べた。

よりによって図書館の前でデモをして、学究派の勉強まで邪魔していた学生運動の属性は、今、社会を20対80に分け、集団的下向き標準化と極端な闘争を「正義」とみなす傾向に発展した。盧政権3年間、経済が一度も潜在成長率を上回ることができず、ソウル大学の卒業生も就職先が決まらず焦りを募らす現実は、彼らの「コード政治」と無関係ではない。

ファンさんの当選は、理念に陥っていた386世代に対する21世紀後輩世代の拒否宣言だと見られる。ファンさんが校内の浄水器や交通カード充電器設置などを約束して学生たちの支持を取り付けたように、若い世代は現実的だ。守旧的な理念団体に転落した韓国大学総学生会連合(韓総連)から脱退すると公約したことから分かるように、ファンさんを当選させた学生たちは盲目的な闘争を嫌う。

ファンさんは「名分と当為性の時代は過ぎ去ったので、総学生会の位相と役割も変わらなければならない」と話し、「小さな学生会」にすると約束した。

これは国家社会にも適用されるべきパラダイムである。国民は理念的・闘争的運動圏の政府ではなく、実用的かつ有能な小さな政府を望んでいる。