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金在録氏は外換銀行売却の「見えざる手」?

金在録氏は外換銀行売却の「見えざる手」?

Posted April. 01, 2006 03:00,   

「偶然の一致なのか、それとも緻密なロビーの結果なのか」。

03年ローンスターが外換(ウェファン)銀行を安値で買収した過程に係わった人物の中には、金融ブローカーの金在録(キム・ジェロク、46、拘束)容疑者と付き合いの深い人が特に多い。売却対象の外換銀行と引き受け会社の米国系私募投資ファンドのローンスターはもちろん、当時売却実務を受け持っていた財政経済部(財経部)と金融監督委員会(金監委)にも、例外なく金容疑者と面識のある人がいた。

まるで外換銀行の売却を念頭に置いて、金容疑者が知人を適材適所に配置しているような様子だ。まず、金容疑者と親しい仲の李憲宰(イ・ホンジェ)前経済副首相は当時、ローンスターの法律諮問会社の「金&張」の顧問を務めていた。陳稔(チン・ニョム)元経済副首相もサムジョン会計法人の顧問としてローンスターと縁を結んだ。2人の前職経済副首相は当時、ローンスターに銀行法上筆頭株主の資格があるかどうかなどを助言したとされている。また両氏は、金容疑者が財経部と金監委の実務人と接触する上で、陰に陽に手助けになったものと推定されている。

外換銀行売却当時、銀行頭取だった李康源(イ・カンウォン)氏は李前副首相の中学校後輩であり、陳元副首相とは起亜(キア)自動車に一緒に勤めていたという共通点がある。金振杓(キム・ジンピョ)当時経済副首相をはじめ、財経部と金監委の官僚も2人の前職副首相の後輩という縁で、金容疑者とつながっている。

金容疑者と親しい仲だった彼らは、外換銀行の売却過程で売却の必要性と妥当性を積極的に主張した。金元副首相は買収対象者が決まる前の03年7月、「ローンスターが外換銀行の買い入れを検討している」と発表した。

李前副首相もローンスターが海外の投機資本ではないかという批判に対して、当時「ローンスターの道徳性には、問題はない」とローンスターの肩を持った。

一部のマスコミでは同年7月、大統領府の関係者と財経部、金融監督院の実務者、外換銀行の関係者らが市内のホテルで秘密会議を行って、外換銀行をローンスターに売却することを決めたという疑惑を提起したりもした。

当事者らは、「外資誘致をしたもの」と釈明しているが、このような情況は自然と金容疑者の「くもの巣のような」人脈が、外換銀行の安値売却を可能にしただろうという疑惑をもたらしている。



needjung@donga.com