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[オピニオン]高校等級制

Posted March. 24, 2006 02:59,   

現政権の前衛隊といわんばかりの386世代(1960年代生まれ・80年代に大学入学世代)政治家たちが、大学を犯人扱いするかように追い詰める言動をみると、首をかしげざるをえない。386世代は、学生時代に権威主義政権が大学を言いなりにしようとするのを目の当たりして憤慨し、大学の自由を渇望したはずだ。他ならぬその386世代たちが、政権に布陣するや、「全面戦」「初動鎮圧」などの軍事用語を使いながら大学を攻撃し、学校運営についていちいち口を出している。彼らの二重性に驚くべきか理解すべきか戸惑うばかりだ。

◆2004年秋、いくつかの大学が新入生の随時募集で一部地域と特殊目的高校の生徒を「優遇」したことが判明し、いわゆる高校等級制の波紋が起きた。与党は、高校等級制、寄与入学制、本考査(大学が自主的に受検問題を出題する制度)を禁じる「3不政策」の法制化に取り掛かった。問題になった延世(ヨンセ)大学、高麗(コリョ)大学、梨花(イファ)女子大学は「真の教育父母会」などの団体によって業務妨害容疑で検察に告発された。これを捜査してきた検察は、昨日「大学が学生の選抜過程で行使できる裁量権内にある」とし、容疑なしの決定を下した。新入生の選抜権が大学にあることを法的に認めたわけだ。

◆外国では学生選抜が間違っているとして大学に異議を唱える事例がない。大学が望む学生を選ぶのが当たり前だと受け止められているからだ。韓国は事情が違う。誰でも納得できるように公正な受検が行われるべきだという認識が根強い。しかし、公正さの確保は口先で言うほど簡単なものではない。受験生の資質と能力は、数値化・計量化できない部分が多い上、全国2000校間には学力の差が存在するのが厳然たる事実だからだ。

◆公正さも持たせ、かつ大学が望む学生も選抜できるようにする「ハイレベル方程式」をいかに解決していくか。政府が大学運営に介入するのは、大学発展を妨げるだけだ。大学の自立を尊重しながら、社会的な弱者への配慮のような大学の社会的責任を要求する方向に向かわなければならない。このように常識的な正解がすでに出ているにもかかわらず、現政権は旧時代的な「大学たたき」を続けている。このような政権のもとで、優秀な大学や優秀な人材が多く出ることを期待するなら、それこそ世界の笑いものだ。

洪贊植(ホン・チャンシク) 論説委員 chansik@donga.com