
プロバスケットボール・モービスの選手らは、正規リーグ優勝が確定した21日夜、ホーム蔚山のある刺身屋にて打ち上げを催した。チーム史上初の優勝カップを抱き上げた感激に、選手らは普段よりもリラックスした雰囲気だった。
●肝炎で一時コートを去っての復帰
しかし、チーム内の最古参で主将の李チャンス(37)は、同僚らに酒を注いでまわるだけで、自ら口につけることはなかった。それでも十分酔ったかのように、頻繁に後輩らの肩をたたきながら笑顔を絶やさなかった。
李チャンスは、運動選手としては致命的なB型肝炎にかかった。3ヵ月に一度の機能検査を受け、薬も毎日飲まなければならない。彼が初めて肝炎診断を受けたのは1996年。胸が苦しくて病院を訪ねたら、衝撃の診断結果を通告された。
選手生命の危機に立たされた彼は、藁にもすがる思いであらゆる民間療法を試した。中国に渡って漢方薬を調合し、オーストラリアで猪の胆嚢エキスを購入したりした。
幸いにもその効果があったのか、治療とリハビリの末に2年のブランクを克服し、1998年コートに復帰した。
●37歳という年齢でも
苦難を乗り越えた李チャンスは、シーズン中チームを引っ張って「完全復帰した」と噂された。チームは今シーズンにフォワードを3度も交代するという苦境に立たされたが、センター・李チャンスの活躍で勝ち星を重ねた。
李チャンスは体格のいいフォワードとのぶつかり合いでも、堂々と向かい合った。自主トレを一度も欠かしたことがないというその誠実さのおかげで、モービスでは誰一人手抜きの練習はしなくなった。センターを忌避する国内バスケットボールの風土の中で、彼の戦いぶりは若い選手らに新しい方向性を提示した。
「コートにいる時が一番幸せです。こういう気持ちをずっと守って行きたいです」
コートでの還暦といわれる30代中盤を過ぎた李チャンス。しかし、彼の年はただの数字に過ぎない。
kjs0123@donga.com






