市中の油類より安い免税油を組織的に流通させた一団が摘発された。
忠清南道(チュンチョンナムド)地方警察庁広域捜査隊は、忠清南道舒川郡(ソチョングン)の石油卸売り会社のA社が、水産業協同組合(水協)の前現職の幹部と共謀して50億ウォン相当の免税油(3万5000ドラム)を不法流通させた疑いで捜査していると8日、明らかにした。
免税油は農漁民のために政府が税金を兔除するか、減兔した油類で、価格が一般石油の半分〜3分の1水準だ。
▲水協とガソリンスタンドなどを押収捜索〓警察は先月9日と13日、A社と舒川水協及び25のガソリンスタンドに対して押収捜索を実施した。
警察は、A社から免税油の供給を受けて一般油類のように販売したという陳述を一部のガソリンスタンド代表から確保して、免税油の伝票を売り渡した漁民たちを呼ぶことにした。
警察によれば、A社の幹部であるB氏は2003年1月から昨年5月まで、水協の幹部C氏と共謀して漁民らに追加金を渡して免税油の伝票を買い上げた。
警察は、この伝票で精油会社から免税油の供給を受けて、一般ガソリンスタンドに販売してその差額を受け取ったとみている。
警察は「漁民たちの伝票売買の事実が確認され次第、A社と水協の前現職幹部を呼ぶ」とし、「精油会社が介入したかも調べる計画」と明らかにした。
これと関連して警察は、A社の管理課長で配車業務を担当したK氏から不法流通過程を記録した書類(販売及び引受確認書)を渡された。
また、B氏と水協の幹部C氏の家で伝票を販売した漁民たちの名簿を見つけた。K氏は「会社の不正を知って悩んでいたが、非人間的な待遇に憤慨して警察に告発した」と話した。
▲不法流通の増加傾向〓海洋警察庁によれば、漁民用及び海洋船舶用の免税油の不法流出は00年=29件、01年=25件、02年=35件だったが、03年=475件、04年には3117件へと大きく増えた。
水協で免税油の管理を担当したある関係者は、「ガソリンを使う船外機(1㌧前後の小型船舶)漁民が実際漁業をしないで不正流出する場合が多い」と話した。
防潮堤工事が進行しているとか、漁場が形成されていないのに、湾の入り口に船舶が多くて水協の免税油出庫指示書の発給窓口が混む理由はこのためだという。
彼は「漁民、免税ガソリンスタンド業者、輸送業社、一般のガソリンスタンド業者、水協の役職員が組織的に加担して利益を分配している」と主張した。
彼は「漁民は出漁経費のうち人件費の次に燃料費負担が大きくて、免税油に対する依存度が高い」とし、「輸送業社と免税油のタンク施設を徹底的に管理しなければならない」と話した。
mhjee@donga.com






