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李ヒョンイル、全英オープン準優勝 バドミントン選手権

李ヒョンイル、全英オープン準優勝 バドミントン選手権

Posted January. 24, 2006 03:01,   

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▲「決勝戦の相手は本当に速かった」

「優勝して太極旗を振りながらコートを走り回りたかったんですが…」。韓国人として初めて全英オープンバドミントン選手権大会で男子シングル準優勝をおさめた李ヒョンイル選手(26・金泉市役所・写真)。

23日、英国バーミンガムで行われた男子シングルの決勝が終わった後、自分が敗けたことに対してとても残念がっていたようだった。試合前には宿舎から体育館へ向かいながら、優勝のセレモニーまで考えていたというから、その気持ちも分かるような気がする。

「勝負に対しての負担は感じなかったし、後悔を残すまいと思っていたんですが、相手のスピードが速すぎたんです」

李ヒョンイルは、バドミントン男子代表では最年長だが性格は新世代だと言われる。何かに拘束されるのを嫌がり、個性を重視するからだ。イヤリングをしているのもそういう個性の表れだ。2年前、初めてイヤリングをした時、代表チーム全体が騒然となっていたという。バドミントン代表チーム史上初めてのことだったのだ。

●「練習さえしっかりしていれば…」イヤリングした新世代

それでも李ヒョンイルは「スポーツに没頭する時に一生懸命していれば、格好は問題ではない」として、イヤリングにもこだわった。ファンに強い印象を残したいというのがその理由だった。一方、02年釜山(プサン)アジア大会を控えてはバンジージャンプをしてけがをし、2ヵ月間休んだこともある。

「生粋のプロ選手なら、練習の時は集中して練習し、休む時はちゃんと休んだ方がいいと思います。誰かの機嫌を覗うことなく、やるべきことをきちんとやればそれでいいんじゃないですか」

それで李ヒョンイルは、スポーツばかりしかしていない他の選手とは違って、スランプ脱出も早い。04アテネ五輪ではベスト16で負けた後、落胆して6ヵ月間ゆったりと休んだせいで、体重が8キロも増えたが、昨年の後半期コートに復帰して第2の全盛期をおう歌している。昨年9月、インドネシア・オープンで韓国選手としては初めてトップに上がってからは引き続き上昇ムードを維持している。

●次の目標はドーハアジア大会の金メダル

今回、韓国バドミントンの歴史を書き直した李ヒョンイルの目標は、12月のカタール・ドーハでのアジア大会の金メダルだ。韓国はこれまで全英オープン女子シングルと男女ダブルス、混合ダブルスなどで優勝したが、男子シングルは1986年のソン・ハングク選手、1996年の李グァンジン選手と朴ソンウ選手がベスト4に上がったのが、最高成績だった。

「大きな大会を控えてからは爪を切らないジンクスがあります。いまは爪を切って、心を落ち着かせます」。いつの間にか伸びた爪を触る李ヒョンイルは、もう他の夢を見ている。

また、韓国バドミントンの看板スターの彼は、伝統と権威を誇る全英オープン選手権大会男子シングルで韓国選手としては初めて銀メダルを獲得した。世界ランキング5位の李ヒョンイルは23日、英国バーミンガムで終わった男子シングル決勝で04年チャンピオンの世界ランキング1位の林丹(中国)に0−2(7−15、7−15)で負けた。

一方、中国はカオ・リンーファン・スイ組が、女子ダブルス6年連続優勝を達成したことを含めて、全体5種目のうち4種目の優勝を席巻した。韓国は男子シングルの準優勝と混合ダブルス、女子シングルで3位に止まった。



kjs0123@donga.com