政治家の変身は無罪?
ヨルリン・ウリ党の新役員選出のための党大会、入閣、地方選挙に向けた党内選挙などを控え、「ひとまずヘアスタイルから変えてみよう」という政治家が多い。
ウリ党の次回大統領選候補である鄭東泳(チョン・ドンヨン)、金槿泰(キム・クンテ)元長官らは2月の党大会を控えて、ヘアスタイルを変えた。
流行を取り入れて左側の分け目をややななめにし、右側の額を少し隠してきた鄭元長官は、11日の党議長・党内選挙出馬のさいの記者会見には、分け目を右側に変えて姿を現した。鄭氏は「前髪が薄くなりはじめたから」と理由を説明した。髪の毛が薄くなったのを隠すために分け目を変えたとのこと。
後ろ髪をのばして、いわゆる「アトムスタイル」にし、はねるようにセットしていた金元長官は、後頭部の髪を短く刈り上げた。「決断力が弱そうでゆったりとしたイメージから抜け出し、強靭な印象を植え付けなければならない」という周囲の勧めを受け入れたものだという。
金元長官は02年の春、民主党大統領選候補・党内選挙当時からトニー・ブレア英首相のイメージを真似て、後ろ髪をのばしてきた。
李相洙(イ・サンス)労働部長官内定者は最近、すっかり若返った、と言われる。そのつど、李氏は「若くなったのは事実」とし、笑みを隠せない。
検察が大統領選資金の捜査を行った当時に逮捕された李内定者は、04年の秋、ソウル拘置所から出所した後、後ろ髪の毛根3000個を抜いて頭頂部付近に移植する手術を受けた。やはり前髪の少ない張永達(チャン・ヨンダル)議員が、04年の17代総選挙を控えて、地方のある病院で髪の毛の移植手術を受けた後「若くなった」と言われたのを見て、手術を決心したのだ。
ウリ党のソウル市長候補を選ぶための党内選挙に出馬する、と宣言した閔丙トゥ(ミン・ビョントゥ)ウリ党議員は、突然、ボリュームたっぷりになったヘアスタイルと若年層で流行のふちの厚いメガネファッションで注目されている。
閔議員は「額が広すぎて、後ろ髪を前のほうに垂らし、メガネは小じわをカバーするために選んだ」とし、「若く知的に見えるという評価が多く満足している」と話した。閔議員のスタイル変身には、テレビ局記者出身の朴映宣(パク・ヨンソン)議員の助言が、大きな役割を果たしたもようだ。
jin0619@donga.com






