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黄禹錫教授の研究室が事実上閉鎖

Posted December. 20, 2005 08:32,   

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ソウル大学調査委員会が、黄禹錫(ファン・ウソク)ソウル大学教授の獣医学部研究室を事実上閉鎖したことにより、黄教授チームのES細胞研究は中断された。

同調査委は、「調査委員会が18日に本格的な調査に着手し、黄教授の獣医学部の研究室を事実上閉鎖した」とし、「黄教授研究チーム全員が被調査者となり、調査委の許可なく研究データに近づくことは一切できない」と19日、明らかにした。

調査委は、CCTVを通じて、ES細胞培養室を24時間監視し、教授と研究員のコンピュータの提出を受けた。また、ES細胞および核を提供した患者の細胞を低温保管容器に入れて、封印した。

黄教授チーム研究員たちは、目的と時間を明示した出入り許可要請書を調査委に提出し、承認を得なければ、研究室に出入りすることができない。

調査委は保安のために、すべての調査委員と被調査者から、調査内容を外部に漏らせば、民・刑事上の責任を負うという内容の保安誓約書を受け取った。

これに先立ち、調査委は、18日午前10時〜午後11時50分、黄禹錫、李柄千(イ・ビョンチョン)、姜成根(カン・ソングン)教授をはじめ獣医学部の研究員24人と面談し、各自の役割を調査した。

調査委は、黄教授チームがミズメディ病院に依頼して保管させた2、3番のES細胞を、早期に検証する計画だ。

一方、朴基栄(パク・キヨン)大統領情報科学技術補佐官は19日、黄教授のES細胞真偽問題について、「論文については、黄教授がひとまず全面的に責任を負うべきだ」と述べた。

朴補佐官は同日、ヘラルド経済の記者に、「科学論文の生命は正直さだが、現在の状況は『人為的なミス』ではなく『ねつ造』と判明しつつある。このため、黄教授が論文について責任を負わなければならない」として、このように述べた。

さらに、「先月21日、研究員の卵子提供に関する盧聖一(ノ・ソンイル)理事長の記者会見の直後、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に、黄教授とMBC放送『PD手帳』の立場を報告する時までは、ES細胞が入れ替わったという話はなかった」とし、「今月初めに他の経路を通じて、クローンES細胞が受精卵ES細胞に入れ替わったという話を聞いたが、確認はできなかった」と話した。

また朴補佐官は、「昨年と今年の2度にわたり、黄教授がソウル大学で、ES細胞だといって見せたことがある」としつつ、「しかし、それが受精卵のES細胞なのかクローンES細胞かは区別できない。少なくとも、その時は黄教授を信じていたので、何の疑念もなかった」と話した。

金晩洙(キム・マンス)大統領府報道官は、「朴補佐官に確認した結果、本人の言ったことは妥当だと言った」と伝えた。