「Ｋ２リーグの反乱となるか、Ｋリーグの威信回復となるか。」
Ｋ２リーグ所属でプロチームを相次いで下し決勝に進んだ失業チームの蔚山現代（ウルサン・ヒョンデ）ミポ造船と、プロチームの全北現代（チョンブク・ヒョンデ）モータースが、１７日午後２時、ソウルＷ杯競技場で０５ＦＡカップ大会の優勝をめぐって激突する。
ＦＡカップ大会は、ＫリーグとＫ２リーグはもちろん、アマチュアのクラブチームまですべて出場し、韓国サッカーの王者を決める大会。現代ミポ造船はＫ２リーグ所属で、史上初の決勝まで進んだ。
現代ミポ造船を率いるユ・ジンフェ監督代行は、「プロチームを下し続けて上がってきたんだから、自信はある。実力の差はそれほどない」と話した。しかし、選手が１６人しかおらず、選手交替の幅がそれほど大きくなかったため、疲労の蓄積が気がかり。ユ監督代行は、「選手たちに負担を与えないようにしている。決勝戦を楽しめるようにしたい。うちのチームは相手が頭をなぐったらしっぽでなぐり返し、しっぽをなぐれば頭でなぐり返すように、総力体制で臨む」と覚悟を語った。
全北（チョンブク）のチェ・カンヒ監督も、故障で準決勝を欠場した崔真迵（チェ・ジンチョル）まで投入するなど、総力戦を繰り広げる計画だ。ボティとマロンの両外国人選手まで保有しているため、戦力では一枚上だと評されているが、現代ミポ造船の上昇ムードを警戒している。チェ監督は、「今季Ｋリーグで前期・後期ともに１０位にとどまって振るわなかったのだから、ＦＡカップだけは優勝しようと選手たちをはげました」と話した。チェ監督は、「相手チームは上昇ムードだから、最後まで緊張の手綱をゆるめてはいけない。現代ミポ造船はＭＦたちの試合運営力がうまく、ゴール決定力がある。絶対に優勝してプロチームのプライドを守る」と付け加えた。
ＦＡカップ優勝チームには、１億ウォンの賞金とともに、０６アジアサッカー連盟（ＡＦＣ）チャンピオンズリーグ組別予選への参加資格が与えられる。
bluesky@donga.com
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