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「夢と希望をもって下積みからチャレンジせよ」

「夢と希望をもって下積みからチャレンジせよ」

Posted December. 16, 2005 08:34,   

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将来CEOを夢みるソウル大の学生と現職CEOとの出会いの場が実現した。01年に発足した「韓国CEOフォーラム」の年末行事に、ソウル大の「N−CEO」(Next Generation—CEO)の会員が招待されたのだ。N−CEOは、00年にソウル大学の経営・法学・工学学部の在学生が集まって結成された。

同日の行事に出席したCEOは、ハナ金融グループの金勝猷(キム・スンユ)会長、新韓銀行の申相勳(シン・サンフン)頭取、ウリ銀行持株会社の黃永基(ファン・ヨンギ)会長、FT協会の尹炳哲(ユン・ビョンチョル)会長、KTBの金韓燮(キム・ハンソプ)代表取締役、大学教授など70人あまりだった。

●「故郷の恩師論」

尹会長は、「故郷の恩師論」で注目を集めた。

尹会長は、「会社生活44年のうち19年間CEOとして働いた」と述べ、「重要な判断の瞬間には、『故郷の恩師ならどうしただろう』と考えた」と語った。筋道の通った解決策を求めたということだ。

尹会長は、黃禹錫(ファン・ウソク)ソウル大名誉教授研究チームの論文問題にも触れた。彼は、「ささいな点でグローバル・スタンダードが満たされなかったために起こった事件だ」とし、「国際標準を無視すれば、いかなる結果になるかを物語る事例だ」と指摘した。

N−CEO会長のチョ・ジェチョンさん(24、経営)の「株主、企業、社員の利害関係が衝突した時はどうするか」との質問に、尹会長は「企業は株主のものではあるが、経営者によるバランス調整がなければ存立できないため、従業員の利益も考える必要がある」と答えた。

● 女性は「嫁ぎ先」を味方に

同日、数の少ない女性CEOには女子学生からの質問が続いた。

ソ・スアさん(21、経営)は、「女性が仕事と恋愛、子育てのなかで自分の希望をかなえることは可能か」と尋ねた。これに対し、EZデジタルの李英南(イ・ヨンナム)社長(女性)は、「結婚と子育ての両立は簡単ではない」とし、「嫁ぎ先の家に服従し、嫁ぎ先のことを自分のことのように考えれば、あとはなんとでもなる」と語った。

金勝猷会長は、「うちの会社はどこにも劣らないようなすばらしい社内育児プログラムを備えているが、入社しないか」と提案した。

● ソウル大生にはねばり強さがほしい

CEOたちは、同日の会合でソウル大生への不満ももらした。

イメーション・コリアの李長羽(イ・ジャンウ)社長は、「ソウル大の卒業生は、入社して再び学業に戻るケースが多い」とし、「せっかく教えてあげたのに、去ってしまうのが残念だ」と述べた。彼は、「CEOになるためには、下積みの仕事から徐々に学んでいくことが重要であるのに、ソウル大生たちはバックグラウンドがあるからか、それに耐えられないようだ」と話した。

ソウル大経営学部の朴哲洵(パク・チョルスン)教授は、「最近の学生たちは、挑戦や開拓よりも安定的な国家試験やコンサルタントなどに安住しようとする傾向がある」とし、「今回の行事は、次世代の経営者を夢見る学生たちに、希望と夢を与えるための場だった」と述べた。



mint4a@donga.com peacechaos@donga.com