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南北首脳会談、幕開け

Posted December. 14, 2005 06:19,   

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韓国と北朝鮮の第17次南北首脳会談が13日、済州道西帰浦市(チェジュド・ソグィポシ)のロッテホテルで開幕した。

権浩雄(クォン・ホウン)内閣責任参事が団長を務める北側代表団の29人は同日、高麗(コリョ)航空P−813便で西海の直航路を経由し、午後2時20分頃済州空港に到着した。

鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一部長官は午後3時半、ホテルロビーに着いた北側代表団を出迎え、「遠路はるばるお越しいただき、歓迎いたします」と挨拶し、権責任参事は「お会いできうれしいです」と答えた。

さらに鄭長官は、北側代表団のアジア太平洋平和委員会のメン・ギョンイル参事や祖国平和統一委員会書記局のチョン・ジョンス部長に対し、異例なことに「同志」という呼び方をし、親近感を表した。

権責任参事はホテルロビーで歓迎の挨拶をしたロッテホテルの張慶作(チャン・ギョンジャク)社長に、「またお世話になります」と話した。

南北は2000年9月に第3次長官クラス会談をロッテホテルで開催したことがある。

南北の代表団は同日夜、同ホテルで行われた李海瓚(イ・ヘチャン)首相主催の晩餐会に出席した。晩餐会には北朝鮮核問題の解決に向けた6者協議で韓国側首席代表を務める宋旻淳(ソン・ミンスン)外交通商部次官補、李鍾奭(イ・ジョンソク)国家安全保障会議(NSC)事務次長も同席した。

宋次官補は14日午前10時に開催される全体会議にオブザーバーとして参加し、北側代表団と6者協議の開催について話し合う予定だ。今回の会談は16日まで続く。

一方、拉致被害者家族会の崔成竜(チェ・ソンヨン)代表や被拉脱北人権連帯の都希侖(ト・ヒユン)事務総長など10人あまりは、北側代表団のホテル到着時間に合わせて、ホテル前で拉致被害者や韓国軍捕虜の送還を求める抗議デモを試みたが、警察に制止され実現できなかった。

彼らはホテル付近の芝生で拉致被害者のための慰霊祭を行った後、声明を発表し、「拉致被害者及び韓国軍捕虜の送還問題を解決したいという意志を欠いたままでは、この会談は国民の血税をムダにするうわべだけの儀典行事に過ぎない」と訴えた。

同日の抗議デモには昨年末、北朝鮮を脱出し中国に逃れたが、逮捕され北朝鮮に帰された韓国軍捕虜のハン・マンテク氏(72)の家族も参加した。



jy788@donga.com