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黄禹錫チームの卵子取得問題、政府が真相調査へ

黄禹錫チームの卵子取得問題、政府が真相調査へ

Posted November. 15, 2005 03:09,   

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ソウル大学の黄禹錫(ファン・ウソク)教授研究チームが幹細胞の研究に使用した卵子の取得過程に倫理的な問題があるという主張が提起され、波紋が広がっていることを受けて、科学技術部はその事実関係を調査する方針を示した。

これは、黄教授と共同研究を行っていた米ピッツバーグ大学のジェラルド・シャッテン教授が、卵子の取得過程に倫理的な問題があると主張して黄教授との決別を宣言したことを受けての措置であり、その結果が注目される。

科学技術部の金暎錝(キム・ヨンシク)基礎研究局長は14日、「黄教授チームの実験に倫理的な問題はないと考えられるが、シャッテン教授の発言で波紋が広がっているため、事実関係を確認するために黄教授に関連資料の提示を求めた」ことを明らかにした。

黄教授は同日午後、ソウルのCOEXインターコンチネンタルホテルで開かれたCNN主催のメディア会議に出席する前に、記者たちに対し「シャッテン教授が(私と)決別する考えを示したことのほかには何も知らない」と述べた。

さらに「適当な時期をみて何もかも明確にするつもりだ。待ってほしい」と、シャッテン教授との決別の原因や、取り上げられた倫理的問題についての具体的な返答は避けた。同席したソウル大学医学部の安圭里(アン・ギュリ)教授は、「事態の解明に全力を尽くしている。シャッテン教授の発言内容について徹底的に調査し、あらゆることを明らかにする」と述べた。

黄教授は同日のメディア会議で「革新の可能性に向けた考え方」と題して講演し、そのなかで「すべての研究は政府が示した倫理ガイドラインに沿って進められてきた」と、従来の立場を再確認した。



wolfkim@donga.com jaykim@donga.com