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ハンナラ、党整備急ぐ

Posted October. 31, 2005 03:01,   

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「敵陣が内輪もめで騒然でも、我々は我らの道を歩むのみ」

10・26再選挙全敗の余震でヨルリン・ウリ党の内輪もめが続いているなか、ハンナラ党が党整備を急いでいる。国家アイデンティティ問題を巡って激化した対与党全面戦から久しぶりに一息を入れられる余裕ができたからだ。

ハンナラ党は、まず党革新と党組織改編の最終面の準備作業に拍車をかけている。党革新案が来月17日の党員代表者会議を経て施行されれば、党の体制が完全に変わることになる。

党のある幹部は、「ウリ党の内紛は(政治的攻撃などで対応するよりは)ただ見守るのが得策」と言いながら、「こういう時こそ一糸乱れなく動いて与党との差別化を図るべきだ」と話した。

このようにハンナラ党が判断している背景には、10・26再選挙結果が政府与党の失政による反射利益に過ぎず、ハンナラ党も決して勝っているとは言えない状況だという危機感がある。

党指導部で、政局に対する切迫した状況認識を持たないまま、いわゆる「成り行き任せ」の議員たちに対して、現実に安住しないよう警告してきたのもこのためだ。また再選挙で表面化した党公認を巡る摩擦や、ハンナラ党の支持基盤である大邱(テグ)で苦戦を余儀なくされたことなどを考慮すると、勝利に酔っている時ではないという声も少なくない。

党内では大々的な人事が予想される。30日、ソウル市長出馬を理由に党職辞退意思を公式表明した孟亨奎(メン・ヒョンギュ)政策委議長と劉承旼(ユ・スンミン)代表秘書室長の後任人事が急務だ。田麗玉(チョン・ヨオク)報道官も党組織改編後には報道官を辞退する決心を固めたとされる。

金武星(キム・ムソン)事務総長は、「党体制が変われば、私を含めて任命職は全員辞表を出すのが道理だ」と話した。

しかし、党組織の後任者と目される議員はみな来年の地方選挙出馬を狙っており、なかなか適任者が見つからないというのが悩みのタネだ。保守派の側近起用について、「朴槿恵(パク・グンヘ)流人事」という批判を受けてきた朴代表の人事スタイルにどんなに変化が表れるのかにも関心が集っている。



lightee@donga.com