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金大中政権の不法盗聴、国情院長2名も共謀

金大中政権の不法盗聴、国情院長2名も共謀

Posted October. 27, 2005 04:22,   

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金大中(キム・デジュン)政権の国家情報院(国情院)が、国情院長まで共謀して与野党政治家のみならず大統領周辺人物の携帯電話まで不法に傍受(盗聴)したことが、検察の調べで確認された。

国情院の盗聴事件を捜査中のソウル中央地検・盗聴捜査チームは26日、元国情院国内担当次長の金銀星(キム・ウンソン)被告を、盗聴を主導した疑い(通信秘密保護法違反)で拘束起訴した。

検察は、当時の国情院長である林東源(イム・ドンウォン)、辛建(シン・ゴン)の両氏も金被告と共謀したことを明らかにした。検察は林氏と辛氏を週末から順に召喚して取り調べたあと、刑事処罰に付す方針だ。

検察は2名のほか、8局長、運営団長、総合運営課長など国情院の傍受担当部署の元・現職職員数十名も金被告と共謀関係にあることを明らかにした。

検察はまた、金被告の指導のもとに、国情院傍受担当部署である8局(科学保安局)内のR2(有線中継通信網を利用した傍受装備)傍受チームが、崔圭善(チェ・ギュソン)未来都市環境代表の携帯電話による通話を何度も盗聴したことを明らかにした。時期は2000年10月から2001年11月にかけてだった。

検察によると、国情院R2傍受チームは、2001年4月に金潤煥(キム・ユンファン、故人)民国党代表(当時)と民主党議員たちとの間で行われた「民主党、自民連、民国党の政策連合」に関する通話内容も盗聴した。また同年7、8月には韓国に亡命した黄長鎏(ファン・ジャンヨプ)元北朝鮮労動党書記の米国訪問についての通話内容を盗聴した。

さらに同9月には、李良煕(イ・ヤンヒ)自民連事務総長(当時)と自民連関係者たちとの間で行われた「林東源統一部長官解任案」に関する通話内容も盗聴した。

R2を利用した携帯電話盗聴は政治家、経済人、政府高官らの携帯電話番号を事前に入力して24時間行っていたが、一日平均数十件ずつを盗聴していた。

盗聴した内容は、会話体の形式で要約され一日平均7、8件の「通信諜報」という形式で、国情院長、次長などに報告された。

検察は一部の盗聴情報が大統領府や政権の実力者たちにも報告されたとみて、捜査を進めている。



woogija@donga.com